スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)はイギリス出身のファッションデザイナー。バッグ、小物などアクセサリー関係に定評のあるデザイナー。
1973年にヨークシャーで生まれる。スチュアート・ヴィヴァースは、1996年にウェストミンスター大学を卒業後、ボッテガ ヴェネタ、カルバン クライン、ジバンシィを経て、マーク ジェイコブスの下、ルイ・ヴィトンでアクセサリーをデザイン。
2004年から創業者、ロジャー・ソール(Roger Saul)が去ったばかりのマルベリーのデザイン・ディレクターに就任。スチュアート・ヴィヴァースは、ヴィトンなど他ブランドから優秀なスタッフをマルベリーに招き、強いデザインチームを結成、ブランドの拡大とイメージのアップに大きく貢献した。
スチュアート・ヴィヴァースは、もともとマルベリーが持つクラシカルで良質な製品を引継ぎつつ、マルベリーのブランドを前面に押し、ハイセンスなファッションブランドとしてのイメージを確立。「クラッシックはしばらく良いイメージではなかったが、今はクラッシックが復活した!(Classic became a dirty word for a while in fashion, but now it’s back.)」とスチュアートは語っている。
2006年、BFCのファッション・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イアーを受賞。
2007年、スチュアート・ヴィヴァースはLVMH傘下のロエベのクリエイティブ・ディレクターに就任することが決定。アクセサリー、プレタポルテから全世界中にある120店舗のショップまでブランドのイメージを統括する。
2013年、スチュアート・ヴィヴァースは、ロエベを辞め、コーチ(COACH)のエグゼクティブ・クリエイティブ・デザイナーに就任した。コーチの歴史上初めてレディトゥウェアを発表。
コーチでのデザインが評価され、2017年度CFDAファッションアワードにてスチュアート・ヴィヴァースがアクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2024年、スチュアート・ヴィヴァースは、ファッションへの貢献が認められ、大英帝国勲章4等勲爵士を受章。