1965年、オスカー デ ラ レンタが自身の名を冠したブランド「オスカー デ ラ レンタ」を設立。
オスカー デ ラ レンタ(Oscar de la Renta)は1934年、ドミニカ共和国生まれ。母はドミニカ人で父はプエルトリコ人。18歳でスペインに渡り大学に通う。その後、マドリードの美術学校アカデミア・サン・フェルナンドで油絵を学ぶ。
当初は抽象画を目指していたが、知人のためにドレスを作製、それが好評を得たことがきっかけでファッションの世界に入る。スペインのメゾンに入り、後にバレンシアガのメゾンに入る。パリに渡り、ランバンのメゾンに入り、当時ランバンのデザインを担当していたアントニオ・カスティーヨのアシスタントになる。
63年、ニューヨークに渡り、エリザベス・アーデンのデザイナーに就任。ニューヨークのクリスチャン ディオールのデザインも担当。
65年、自身の名を冠したブランド「オスカー デ ラ レンタ」でブランドをスタート。シンプルなアメリカのスタイルに、ヨーロッパのエレガントなスタイルを融合。女性らしさ、職人技、時代を超越したスタイルを基軸に、ロマンチックなシルエットを提案する。複雑な刺繍も得意とし、特に世界の上流階級の女性たちから高い支持を得る。
86年から88年までアメリカファッションデザイナー協会の会長をつとめる。
2000、2008年とCFDAのウィメンズデザイナーオブ・ザ・イヤーに輝く。(2008年に関しては、プロエンザスクーラーもともに受賞)
93年から2001年までバルマンのデザイナーに就任。「パリのアメリカ人」と言われ注目を集める。
その後、ソウル出身のローラ・キムがオスカー デ ラ レンタに参加。インターンとしてキャリアをスタートし、ニューヨークのプラット・インスティチュート卒業後、オスカー デ ラ レンタに就職。デザイン・ディレクターとして故オスカー・デ・ラ・レンタのもと、生地、レディ・トゥ・ウェア、ニットウェア、アクセサリーラインの開発までをマネージメントする。
2017年、オスカー デ ラ レンタのクリエイティブ・ディレクターに、ドミニカ共和国・サンドミンゴ出身のフェルナンド・ガルシアが就任。ローラのパートナーでもあるフェルナンドは、ノートルダム大学で建築を専攻、在学中に才能を買われオスカー デ ラ レンタにインターンとして参加。最終的にプリンシパル・デザイナーのポジションにつき、イブニングドレスの制作に携わる。故オスカー・デ・ラ・レンタのもと、6年に渡って経験を積み、オスカー デ ラ レンタのクリエイティブ・ディレクターに就任した。
2019年 2019年の夏コレクションより、スリープウェアラインがデビュー。最高級のシルクやレースの使用、また全てメイド・イン・イタリーといったこだわりを持つラグジュアリーピースとなっている。(2019年現在、海外での取り扱いのみ)
現在、オスカー デ ラ レンタは幅広いラインナップを揃え2001年にスタートしたバッグ、ベルト、靴などのアクセサリーラインをはじめ、その他、コスメ、香水、サングラスなどのアイウェアなどを展開している。