2001年、トム・ブラウンが自身の名を冠した「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」を設立。
トム ブラウン(THOM BROWNE)はアメリカ、ニューヨークのファッションブランド。赤・白・青のトリコロールカラーがブランドのアイコン。
トム ブラウンのファッションの特徴はアメリカン・トラディショナルスタイル(通称アメトラ)をモダンに、そして時にアヴァンギャルドに昇華させていることにある。50年代後半~60年代前半のスタイルと繋がりがある。アメリカの黄金時代と言える時期のファッションスタイルにインスピレーションを受けている。アメトラをベースに、カジュアルではない、ドレススーツスタイル。
アメトラとは…アメリカの東部で培われたファッションでアイビールックや、アイビーリーグモデルのスーツ(ジャケットが肩パットをあまり使わないナチュラルショルダーでずん胴型のシルエットなど)でアメリカの正統的なファッションといわれる。50年代半ば~60年代の映画に良くあるスタイル。
2001年、トム・ブラウン(Thom Browne)が自身の名を冠したブランド「トム ブラウン」をスタート。
2009年、日本の岡山を拠点とする企業、クロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)より出資を受け、グループに入る(後に提携を解消)。2010年春夏シーズンより、新ライン「赤・白・青(red/white/blue)」をスタートすることを発表。
2013年、東京・青山にニューヨークに次いで2店舗目、アメリカ国外では初の旗艦店をオープン。
2015年、ハンドメイド・テーラリングに特化したコレクション「THOM BROWNE. NEW YORK …the officeman…」を発表した。
2016年4月1日よりトムブラウンジャパン社として始動。
2018年7月、スペインのプロサッカークラブ FC バルセロナとのパートナーシップを締結。オフフィールド用のフォーマルウェアユニフォームとしてテーラードスーツを公式に提供。
2018年、ゼニアグループとの資本提携し、グループ傘下に入る。
2019年、ブランドとして世界初のチョコレートストアを阪急梅田本店3階にオープン。
2019年、ブランド初のフレグランスコレクションを発表。
2020年、サムソンとのコラボレーション、Samsung Galaxy Z Flip Thom Browne エディションを発表。
創業者でありデザイナーのデザイナートム・ブラウン(Thom Browne)は、1965年、アメリカのペンシルバニア州生まれ。インディアナ州ノートルダム大学で経営学を学ぶ。
卒業後はロサンゼルスに移って俳優として活動をする。俳優としては満足に活躍できずに、ニューヨークに移って複数のファッションブランドで勤務。アルマーニのショールームで販売員の仕事に就いたこともあった。その後、ラルフ ローレンが展開するブランド、Club Monacoにてデザインを経験。ここでは数年にわたって勤務するが、ローレンとともに働く機会を得たことは貴重な経験だった。
2001年に自身の名を冠したブランド「トムブラウン」をスタート。アイテムもスーツ、ニット、ネクタイ、アクセサリーとメンズウェアの中で徐々に範囲を広げていく。
2004年秋冬ニューヨークコレクションにて初めてプレタポルテに参加。ここからトム ブラウンは一気にブレイク、ファッションのあらゆる賞を総なめにする。2005年、「Fashon Group Inernationl」のライジングスターアワード、メンズ部門賞、2006年、CFDAメンズデザイナーオブザイヤーなど数々の賞を受賞した。
2008年、モンクレールの新ラインのデザイナーに就任。ブランド名はフランス語で青ラインを意味する「Gamme Bleu(ガム ブルー)」で赤いラインを意味するガム ルージュのメンズ版となる。
2007年秋冬コレクションから、ブルックスブラザーズとのコラボレーションで新ライン「ブラックフリース」を発表。トム ブラウンはメンズ、レディースともにデザインを担当。これはブルックスブラザーズにとっても初めてのデザイナーとのコラボレーションで記念すべきものだった。(ブラックフリースは2015年秋冬シーズンに終了)。2013年、トム・ブラウンが、CFDAメンズウェア デザイナー オブ ザ イヤーを受賞。2023年より、アメリカファッション協議会のチェアマンにトム・ブラウンが就任。