2014年春夏コレクションにて「オフ-ホワイト ℅ ヴァージル アブロー」デビュー。
オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE ℅ VIRGIL ABLOH)は、イタリアのファッションブランド。2014年春夏コレクションよりデビュー。
「オフ-ホワイト」とは“ブラックとホワイトの間のグレーエリアを定義している”というコンセプトの元、メイド・イン・イタリーのラグジュアリーなストリートアイテムを提供している。メンズ・レディースコレクションに加え、オブジェクト、ファーニチャー、印刷物を手掛け、“現在”のカルチャーやビジョンを発信。ナイキ、リーバイス、モンクレール、ジミー チュウなどと、コラボレーションを行ってきた。
プロポーションやユニークな素材使い、アートワーク、ディテールで遊びを効かせたデザインを通してアイディンティティを持った洋服に、クリエイティブな手法でストーリーを投影。イタリア・ミラノのデザインスタジオを拠点とし、グローバルな視点のデザインやトレンドを、イタリアが誇る伝統的なクラフトマンシップ・技術を駆使して再現している。
ストリートスタイルを軸としながらも、ハイファッションのアーティステックな表現に敬意を表したデザインや、ユースカルチャーを取り入れたデザインが特徴的だ。
2014年春夏シーズンに「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」デビュー。パリのコレット、LA のマックスフィールド、NY のバーニーズニューヨークを始めとする限定されたセレクトショップで展開された。
2015年より、パリ・ファッション・ウィークでコレクションを発表。
2016年、東京・南青山に国内1号店をオープン。同年、リーバイスとコラボで「501」のルックをベースにしたデニムアイテムを発表。
2017年、ジミー チュウとコラボレーションで「OFF-WHITE c/o JIMMY CHOO」を発表。ジミー チュウがレディ トゥ ウェアのデザイナーとコラボレーションするのはオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブローが初めてのことだった。
2018年、日本国内2店舗目がドーバー銀座にオープン。同年、キム ジョーンズに代わって、ルイ・ヴィトンのメンズ部門アーティスティック・ディレクターにヴァージル・アブローが就任した。
2021年11月、ヴァージル・アブローが逝去。
2022年4月、イブラヒム・カマラをアート&イメージディレクターに起用。ブランドのクリエイティブチームに加わり、アートディレクションを統括する。同年、オフ-ホワイトがACミランのスタイル&カルチャー キュレーターに就任。
■ブランド創設者:ヴァージル・アブロー
創設者であるヴァージル・アブローは、建築家、ファッションデザイナー、アーティストなど数多くの肩書きを持つ。カニエ・ウェストのクリエイティブ・ディレクターでもあった。ファッションでは、英ファッション賞における、アーバン・リュクス・アワードをはじめ数々の受賞歴がある。
ヴァージル・アブローは、1980年、アメリカのイリノイ州ロックフォードで生まれた。ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学を学ぶ。その後、イリノイ工科大学に進学し、ミース・ファン・デル・ローエによって設立されたカリキュラムで、建築学修士号を取得。近代主義的なデザイン原則はもちろん、多角的アプローチにふれる。 その後、「RSVP Gallery」やアートワーク「Pyrex Vision」を手掛けてきた。ブランドとしての「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」は、「Pyrex Vision」から誕生したもの。建築家、アーティストとしては、ハーバード大学デザイン大学院、コロンビア大学建築都市計画歴史保存学部、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインなどでも作品を発表。また2018年には、カイカイキキ ギャラリーで個展「"PAY PER VIEW"」を開催。2019年には、シカゴ現代美術館にて、アブローの作品を一堂に集めた大規模な展覧会が開催される。