1987年にハリウッドで「オリバーピープルズ」創業。
オリバーピープルズは、アメリカのアイウェアブランド。
ブランド名の「オリバーピープルズ」は、創業者らの原点となったヴィンテージのフレームのそばにあった「オリバーピープルズ」というサインに由来する。彼らはその素晴らしいヴィンテージサングラスにほれ込み、そのデザインをベースとして現代風にアレンジし、オリバーピープルズ独自のアイウェアを作り出すことになる。
今なお、オリバーピープルズのアイウェアデザインは、アメリカ製ヴィンテージの遺産からインスピレーションを得たオリジナルデザインのフレームである。また、ファッション、映画、アート、音楽、そして南カリフォルニアのライフスタイルなどがブランドのアイデンティティに欠かせない要素となっている。製造は、アイウェアのディテールとレンズ技術を実現するため、職人がハンドメイドで作り上げている。
創業以来、アイウェアブランドとして人気を得続けているオリバーピープルズのアイウェアは、ハリウッドセレブやミュージシャンなど、多くの著名人に愛用されている。デザイナーやミュージシャンなどとコラボレーションも活発積極的に実施。ポール・スミス、エルトン・ジョン、プラダ、ミュウミュウ、ジル サンダー、ヘルムート ラングなどが上げられる。
オリバーピープルズは、1987年にLarry Leight(ラリー・レイト)とその弟のDennis Leight(デニス・レイト)、そしてラリーの長年の友人であるKenny Schwartz(ケニー・シュワルツ)の三人で、ロサンゼルスのハリウッドにオリバーピープルズとして店をオープンした。
ラリー・レイトはオリバーピープルズを始める前から、高級なアイウェアを扱う店を経営していて、1980年代初めには、自分のオリジナルのアイウェアを作っていた。ラリー・レイトがデザインして最初に人気を博したものは、アンディ・ウォーホールがインタビューを受けた雑誌のカバーで掛けていたサングラスと同様の当時のトレンドのものであった。
三人はオリバーピープルズを、当時のアイウェアブランドとは一線を画すように、高級感の溢れる、ギャラリーのような店舗空間にし、オプティシャンが客に最高級のサービスをするというコンセプトのもと作った。
オリバーピープルズは、高級感というイメージをブランディングの基礎に置いた戦略のため、ニーマン・マーカス、バーグドーフ・グッドマン、バーニーズ・ニューヨーク、ヘンリー・ベンデル、マックスフィールドといった高級百貨店に厳選して販売する方式を採った。
2001年、、コンデナストとフォードにより、ラリー・レイトはマーク ジェイコブス、キャロリーナ ヘレラ、ダイアン フォン ファステンバーグらとともに、アメリカのトップ9人のデザイナーの1人に選ばれる。
2002年、CFDA(アメリカファッション協議会)にアイウェアデザイナーとして初めて招待される。ラリーの業績とファッション界への貢献が認められたと共に、オリバーピープルズがアイウェアブランドからラグジュアリーなファッションアクセサリーブランドとして認知されたことをあらわしている。
2008年、クリスヴァンアッシュとコラボレーションで「KRIS VAN ASSCHE by OLIVER PEOPLES」という名の限定サングラスを発売。
2024年春、オリバーピープルズがロジャー・フェデラーとコラボレーションでアイウェアのコレクションを発表する。