1978年、レンツォ・ロッソが「ディーゼル」を設立。
ディーゼル(DIESEL)はイタリアのプレミアム・カジュアル・ブランド。ラグジュアリーともカジュアルとも異なるライフスタイルブランドとしてのカテゴリーを確立してきた。
「DIESEL」という名前は、世界中で同じように発音されて覚えやすく、当時新たなエネルギーとして注目されていたディーゼル燃料のように世間を活気づけたいという思いからつけられた。イタリア北東部の街ブレガンツェの本社を拠点に、「勇敢であること」をテーマに発信し続けている。
1978年、レンツォ・ロッソにより「ディーゼル)誕生。
79年、初のメンズトータルコレクション展開。84年、初めてのキッズライン“DIESELITO”誕生。89年、レディースラインが誕生。91年、グローバルマーケティング戦略に基づき、広告キャンペーンを展開。94年、プレミアム・ストリートウェア・ブランド「55DSL」誕生。96年、ディーゼルの最初の旗艦店をニューヨーク、ローマ、ロンドンにオープン。
99年日本初のディーゼルストアを東京と大阪にオープン。同年、55DSLとディーゼル キッズ(DIESEL KID)が、それぞれ独立会社としてスピンオフ。2000年、世界初のDIESEL DENIM GALLERYを大阪にオープン。2001年「DIESEL:U:MUSIC」がイギリスでスタート。
2002年、カール ラガーフェルドとコラボレートし、「Lagerfeld Gallery by DIESEL」を展開。世界中のファッションデザインスクールの学生や新卒者のためのファッションコンテスト「ITS」のサポートをスタート。同年、レンツォ・ロッソが持ちディーゼルの親会社でもあるオンリー・ザ・ブレイブがメゾン マルタン マルジェラ(現メゾン マルジェラ)の株主になる。
2004年、若手アーティストの作品発表の場を与えるアートプロジェクト、DIESEL WALLがミラノ中心部でスタート。2005年、ニューヨークのファッション・ウィークに初参加。
2007年、ジョン ガリアーノから新たに誕生するキッズラインの製造および全世界における販売の独占ライセンス契約を締結。同年、アディダスとパートナーシップを組み、コラボレーションアイテム「adidas Originals Denim by DIESEL」を発表。
2008年、「DIESEL BLACK GOLD(ディーゼル ブラック ゴールド)」の初コレクションをNYファッション・ウィーク期間中に、またホームコレクション「Successful Living from DIESEL」をミラノサローネ国際家具見本市開催中に発表。同年、ジュエリーデザイナー、ウーゴ カッチャトーリとの初のコラボレーション、またイタリアのフィアット社とコラボレーションカー「FIAT 500byDIESEL」を発表。オンリー・ザ・ブレイブがヴィクター&ロルフを買収。
2009年、アメリカ・ニューヨークの5thアベニューに世界最大の旗艦店をオープン。2012年、オンリー・ザ・ブレイブがマルニを買収。2014年、バリエーション拡大するため、55DSLを休止し、ディーゼルに統合。
2013年、ディーゼルの新アーティスティック・ディレクターにニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が就任。2017年、ニコラ・フォルミケッティが退任。
2018年、新世代の革新的デザイナーを招聘して、彼らがデザインしたカプセルコレクションを世界各国の一部の店舗で販売するプロジェクト「ディーゼル レッドタグ(DIESEL RED TAG)」の第1弾として、新デザイナーにフッド バイ エアー(HOOD BY AIR)のシェーン・オリバーを迎える。さらに同年、第2弾では、Y/プロジェクト(Y/PROJECT)を手掛けるグレン・マーティンスを迎える。
2019年7月、「ディーゼル レッドタグ」第3弾のデザイナーにゴーシャ・ラブチンスキー、同年12月、第4弾のデザイナーにア コールド ウォールのサミュエル・ロスを起用。
2020年1月、「ディーゼル レッドタグ」第5弾のデザイナーに、大阪を拠点とするアップサイクリングブランド、レディメイド(READYMADE)の細川雄太を迎える。
2020年、クリエイティブディレクターにY/プロジェクト(Y/PROJECT)を手掛けるグレン・マーティンスが就任。ブランドのスタイル、コミュニケーション、インテリアデザインなどすべてのクリエイティブを担当する。
2022年、ディーゼル初のユニセックスフレグランス「ディー バイ ディーゼル(D by Diesel」が発売