マルベリーは1971年にイギリスで設立。
マルベリー(MULBERRY)はイギリスのファッションブランド。高級レザーグッズを中心にウェアも展開している。
タイムレスなデザインと高い品質、シーズンに関係なく長く愛用できるアイテムを提供することがフィロソフィー。
ブランド名の由来は桑の木の事でマザーグースの歌にちなんだもの。クラシカルで洗練されたデザインと柔らかく極上のレザーとディテールの美しいバッグが特徴。製品はハンドバッグ、ショルダーバッグでが中心で、その他、財布、キーケースなどの小物類、インテリア関連、メンズ、レディースともにアパレル製品も展開、メンズ、レディースウェアでプレタポルテにも参加している。
バッグはラフでセクシーなイメージの「ロクサンヌ(ROXANNE)」、機能性が高く、万能なイメージの「ベイスウォーター(Bayswater)」、アレクサ・チャンとのコラボで誕生した「アレクサ(Alexa)」などが有名。セレブにも支持され、顧客にはスカーレット・ヨハンソン、ケイト・ハドソン、ジェニファー・アニストンなどがいる他、キルステン・ダンストなどがマルベリーのショー会場に訪れている。
2017年の段階でイギリスをはめとしたヨーロッパ、北米、アジアを中心に 26 カ国において 120 店舗以上を展開。
マルベリーの歴史は、1971年、イギリスのサマセット(Somerset)でロジャーソール(Roger Saul)が設立したことにはじまる。(現在でもサマセットにブランドの工場がある。)
2004年からスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)がデザイン・ティレクターに就任。スチュアート・ヴィヴァースの活躍によりブランドは大きく成長した。
もともとマルベリーのスタイルは70年代イギリスの雰囲気、クラシカルなイメージで、それは現在に至っても変化がないが、その良質な製品に加えて「マルベリー」のブランドを前面に押し出すことでブランドの認知と製品のクオリティがうまく結びついた。
スチュアート・ヴィヴァースはマルベリーのデザイン・ティレクターに就任した際、ヘッドデザイナーにエイミー・ロバーツとキース・ウォーレンを任命し強力なチームを結成した。エイミー・ロバーツはジョン ガリアーノを経て、2001年から、ゴースト(GHOST)のデザイナーを務めていた。キース・ウォーレンはルイ・ヴィトンのメンズウェアのデザインを担当した経験がある。 2005年秋冬コレクションではキム ジョーンズとコラボーレーションでバッグを発表。
2006年、スチュアート・ヴィヴァースがBFCのファッション・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イアーを受賞。
2007年、スチュアート・ヴィヴァースがLVMH傘下のロエベに移籍。ビバースの後任として、エマ・ヒル(Emma Hill)がクリエイティブ・ディレクターに就任した。エマ・ヒルの活躍により「Bayswater」「Alexa」などヒットアイテムが登場。ブランドはさらに成長した。
2008年、ジョナサン ケルシーによるレディースのシューズのラインをスタート。同年、カトラーアンドグロスとのアイウェアコラボレーションで、80年代、90年代のヴィンテージアイテムからインスピレーションを受けたデザインを発表。
2009年、アップル社のためにラップトップ・バッグコレクションを制作。
2015年より、クリエイティブ・ディレクターにジョニー・コカ(Johnny Coca)が就任。同ブランドの全てのコレクションを担当する。2016年秋冬シーズンよりマルベリーのシューズ・ウェア生産をオンワードホールディングスの子会社が手掛けている。
ジョニー・コカはLVMHグループで経験を積み、これまでにセリーヌ(CÉLINE)のレザーグッズ、シューズ、ハードアクセサリー、ジュエリー、そしてサングラスのヘッドデザインディレクターを務めていた。
2018年、デリーゴ社とのパートナーシップでアイウェアの展開を発表。2019年春夏コレクションより展開スタート。
2020年3月、クリエイティブ ディレクターのジョニー・コカ退任を発表。2021年春夏コレクションが最後のコレクションとなる。