1829年、イギリスにてジョゼフ・トリッカーが靴のブランド、トリッカーズ(Tricker's)を創業。
トリッカーズは、イギリスを代表するビスポークのシューズブランド。イギリスで最古の製靴業者。長い伝統とクオリティから、グッドイヤーウェルト製法を採用しているブランドの代表格と言える。
工場のあるノーサンプトンは、靴の製造工場が多くある地域で、イギリスを代表する靴の生産地。トリッカーズの工場は、1904年に稼働を開始。以来、今もなお全工場の生産拠点として稼働。“100%メイド・イン・ノーサンプトン”を守り続けいている。
アッパー・レザーには、上質な子牛のレザー(カーフスキン)のみを使用。ソールにはオーク(広葉樹)の上質な皮を採用している。独立した260もの工程を経て完成するシューズはハンドメイドであり、1人の職人が最初から最後までの製靴工程を受け持つベンチメイド手法を用いる。裁断、縫製、ラスティング、ウェルティング、フィニッシング、磨きといった1つ1つの工程に長年の経験や熟練を要する職人技が凝縮されている。
過去には、フット ザ コーチャーの竹ヶ原敏之介がトリッカーズで働いていたこともある。
1829年、ジョゼフ・トリッカーズがトリッカーズ社を創業。
1925年、ジャーミンストリートにショップオープン。1939年に同じジャーミンストリートに移転し、現在も営業を継続している。
1926年、ブランドを象徴するカントリーブーツのデザインが完成。
1989年、英国王室から、王室御用達の紋章である「ロイヤルワラント」を授与。
2019年、創業190年を迎えたトリッカーズは、記念銘板の除幕式を開催。来賓として、ウェールズ公が出席した。