2010年、デザイナーのニック・ウェイクマンがスタジオ ニコルソンをスタート。
スタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)はイギリスのファッションブランド。2010年、2011年春夏コレクションでデビューする。デザイナーはニック・ウェイクマン(Nick Wakeman)。
スタジオ ニコルソンのデザインにおいてはファブリックを第一に考え、「テキスタイルの可能性の限界を引き上げること」を実践。生地が持つ性質に合わせて形を作り、ニック・ウェイクマンの心の赴くままにデザインを完成させていく。インスピレーション源となるのは、日本の建築、インテリア、グランジミュージック、90年代のサブカルチャー、地質景観など。エレガントさと着心地の良さを兼ね備えた、モジュラー・ワードローブを提案する。
スタジオ ニコルソンのデザインの特徴は、クリーンでミニマル。自身が好むメンズウェアやテーラードに影響された、ヨーロッパスタイルのメンズワードローブ特有のドレッシーさや緩さ、オーセンティックな飾りっ気のなさなど、メンズのギミックな感覚をコレクションに凝縮。それを現代のアクティブな女性たちにとって不可欠なドレッシーでかつデイリーな要素にミックスしたスタイルを提案する。
ボーイッシュだけにとどまらぬようジャストフィットサイズ、オーバーサイズどちらにでも、女性本来の体型をベースにだらしなくならないように構築し直されている。ネックラインのバランス、アームホールは細やかにモダンなシルエットへデザインし直され、パンツもウエスト、ヒップともにシルエットをリ・メイドし決してスキニーになりすぎない微妙なゆとりを意識してデザインしている。
デザイナーのニック・ウェイクマンは、1990年代にチェルシー・スクール・オブ・アートでテキスタイルデザイン科を学び、学士号を取得。ディーゼルやマークス&スペンサーをはじめとする数多くの英国ブランドで20年にわたって技術を磨き、2010年にスタジオ ニコルソンをスタートした。