1970年、マーガレット・ハウエルが、メンズのシャツを発表。
マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)はイギリスのファッションブランド。現在はウィメンズ・メンズウェア、靴、アクセサリー(時計、財布、バッグなど)、ハウスホールドグッズなども手掛ける。
創業者のマーガレット・ハウエル(Margaret Howell)は、1946年、イギリス、サリー州生まれ。1965年から69年の間、ロンドンのゴールドスミス・カレッジでファインアートを学ぶ。卒業後、アクセサリーのデザイナーを経て、1970年、メンズのシャツを発表。その後、メンズ・ウィメンズのコレクションに広がる。
シャツのデザインを手がけるきっかけとなったのは、マーケットで見つけた男物のシャツに縫製、カッティング、着古した独特の風合いなど、素晴らしさを見出したことだった。プレスのかかったシャツが主流だった当時のイギリスで、糊の効いていない、ゆったりとしたシルエットのシャツを提案。これはブリティッシュ・ヴォーグでも取り上げられ、「英国の伝統を打ち破ったデザイナー」として高く評価される。
マーガレット・ハウエルのコレクションは、メンズ、レディースともに上質な素材をうまく使用し、着心地と機能性を重視、シンプルかつ清潔感のあるデザインが特徴。ブランド設立のきっかけにもなった、シャツへの評価が高い。トラディショナルなアイテムに重きを置きながらも、素材やディテールなどでマーガレット流の斬新さを加えている。
1970年、マーガレット・ハウエルが、メンズのシャツを発表。
1973年、デザインスタジオと、オリジナルデザインの生産拠点となるワークルームを立ち上げる。
1977年、実業家ジョゼフ・エテギの支援を受け、ロンドンのショッピングエリアとして有名なサウス・モルトンストリートに初のメンズショップをオープン。
1980年、メンズおよびウィメンズコレクションを扱う、路面第一号店をロンドン、セント・クリストファー・プレイスにオープン。
1983年、ヴィクトリア&アルバート博物館の服飾部に寄贈。日本で初の路面店が青山にオープン。
1990年、リチャード・クレイグがマネージメント・ディレクターとして経営に参加。
1995年、ロンドン・ファッション・ウィークに初参加。
1996年、ヴィクトリア&アルバート博物館の服飾部門に寄贈。
1997年、ロンドン、ナショナル・ポートレート・ギャラリーでのブルース・ウェーバー展を支援。
1999年、日本の旗艦店である神南店がオープン。
2002年、ロンドン、ウィグモア・ストリートにデザインスタジオとショップをオープン
2003年秋冬シーズン、MHL.(エムエイチエル.)ラインがスタート。
2007年、ファッション産業への功績を評価されCBE(大英帝国第3勲章)を授賞。王立芸術協会より「ロイヤル・デザイナー・フォー・インダストリー」に選ばれる。
2009年、MHL世界初の店舗が代官山にオープン。また、パリ8区マドレーヌ広場にパリ路面第一号店をオープン。
2011年、MHLラインの路面店をロンドン、オールド・ニコル・ストリートにオープン。
2013年、エドウインとのコラボレーションデニムが登場。ロンドン、ニュー・カヴェンディッシュ・ストリートにイギリス2軒目のMHLショップをオープン。
2014年、イタリア国内1号店となる路面店をフィレンツェのカルロ・ゴルドーニ広場にオープン。
2015年、パリ3区、ドゥベレーム通りにパリ2軒目の路面店をオープン。
2017年秋にミズノとマーガレット・ハウエルのコラボレーションがスタート。ミズノの「M-LINE」をベースモデルとしたスニーカーを発売。
2018年、ロンドン、キングス・クロスにMHL旗艦店オープン。
2019年、ミズノとコラボレーションした水着やナイロンジャケットを発売。
2020年、ブランド50周年を記念したリミテッドエディションのシャツを発売。