2018年、モリー・モロイとルシンダ・チェンバースがウィメンズブランド「コルヴィル(colville)」をスタート。
「コルヴィル」は、イタリアのウィメンズブランド。マルニ(MARNI)でデザインディレクターを務めたモリー・モロイと、UK版ヴォーグでファッション・ディレクターとして活躍したルシンダ・チェンバースによって設立された。
「コルヴィル」のコレクションは、ロマンチックで力強い女性を、個性的な色使いや意外性のあるプリントで表現。女性の体に沿うワンピースやスカート、大胆なカラーブロックのニットウェアなどは、1枚ではもちろん、レイヤードすることで色やパターンの組み合わせを楽しむことができる。
ウェアのほか、イヤリングなどのジュエリーやバッグなどの小物類、伝統的な手法を用いたインテリアアイテムも展開する。
アイテムの製造工程にもこだわっており、ラインナップの多くは上質な素材を使用しイタリアで製造。世界各国の工芸にも注目し、伝統的な技法も積極的に取り入れている。また環境問題やサステナビリティにも力を入れており、環境にやさしい素材やヴィンテージスポーツウェアなどを再利用し、アイテムに使用している。
設立者の1人で、マルニのウィメンズのデザインディレクターを務めたモリー・モロイ(Molly Molloy)は、1996年にセント・マーチンズ・スクール・オブ・アート・アンド・デザインを卒業。学生時代にデザイン・製作していたウェアは、ロンドンのブティック「Sign of the Times」で販売されていた。マルニへは、2006年にウィメンズウェアの責任者として入社した。
ルシンダ・チェンバース(Lucinda Chambers)は、ロンドンをベースに活動するクリエイティブ・コンサルタント兼スタイリスト。1980年にグレース・コディントン(Grace Coddington)のアシスタントとしてキャリアをスタート。1992年より、イギリス版ヴォーグのファッションディレクターを務めた。