1862年にルイ=エルネスト・ラデュレが創業。
ラデュレ(Ladurée)はフランスパリのパティスリー(ケーキ類の総称)ブランド。マカロン発祥のお店としても有名。常に進化を意識し、革新的なスイーツのみならず、それを供する文化そのものを新たに生み出してきた。
コスメティックスブランド「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」もあるほか、ギフトブランド「スクレ・ラデュレ」も展開している。
1862年、フランス南西部出身の製粉業者、ルイ=エルネスト・ラデュレがパリのロワイヤル通り16番地にブランジュリー(パン屋)をオープン。
1871年、パン屋からパティスリーヘと生まれ変わる。この時、内装は、19世紀末の著名なポスター画家ジュール・シェレが手掛けた。システィーナ礼拝堂やオペラ・ガルニエの天井に使用された画法を取り入れ、天井には天使を描いた。中でも「パティシエ天使」は後にブランドのロゴやシンボルマークなどのデザインに影響を与えた。
1900年代初頭、ルイ=エルネスト・ラデュレの妻ジャンヌ・スーシャール(ルーアンの有名なホテル経営者の娘)が、パリのカフェとパティスリーをミックスさせることを思いつき、パリに初めてのサロン・ド・テが誕生。
1930年、ルイ=エルネスト・ラデュレの従弟のピエール・デフォンテーヌによって、2階のサロンがオープン。
20世紀の半ばにはマカロンが誕生。ピエール・デフォンテーヌが2つのマカロンを合わせて、その中に美味しいガナッシュを挟むことを思いつく。以降、マカロンの歴史がスタート。ラデュレは、現在、毎シーズン、新しいフレーバーを創作している。
1997年9月、シャンゼリゼ大通りの75番地にラデュレ・シャンゼリゼ店がオープン。同年、プランタン百貨店のモード館2階にショップをオープン。
2012年、新コスメティックスブランド「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」が誕生。ラデュレの優美な世界観をそのままに開発されたエスプリ溢れるコスメを発表した。
2021年12月末、ラデュレ社とのライセンス契約につき、コスメティックスブランド「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」を終了。2022年6月までに直営店など取り扱い店舗は順次クローズ予定。