映画『ファイブ・デビルズ』が、2022年11月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開される。
映画『ファイブ・デビルズ』は、『パリ13区』の脚本をはじめ、ジャック・オディアール、アルノー・デプレシャンといった錚々たる監督作品の脚本を手がけるなどフランスで注目の新鋭レア・ミシウスが監督を務めるタイムリープ・スリラー。
“ファイブ・デビルズ”という架空の村を舞台に、嗅覚に不思議な力を持つ少女が、その“香り”の能力で母の記憶に飛び込む物語だ。奇妙な世界観をまとった不穏な家族ドラマは、SFの世界へ、そして情熱的な愛の物語へと展開していく。
35mmフィルムで捉えられた美しくも恐ろしい映像世界と、「ツイン・ピークス」『シャイニング』『アス』に影響を受けたとレア・ミシウスが語るオマージュシーンに注目だ。尚、斬新な物語に加え、女性たちの連帯を力強く活写したことから、第75回カンヌ国際映画祭ではクィア・パルムに選出された。
映画『ファイブ・デビルズ』の主演を務めるのは『アデル、ブルーは熱い色』で当時16歳ながら、あどけない表情と自然体の演技で世界を魅了し、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したアデル・エグザルコプロス。
■主人公ジョアンヌ…アデル・エグザルコプロス
ヴィッキーの母親。過去に“ある秘密”を抱えるが、徐々に内に秘めた感情を吐き出していく。
■ヴィッキー…サリー・ドラメ
ジョアンヌの娘。香りの能力を持つ。演じるのは、監督が一眼見て、ヴィッキー役は彼女だと直感したという新人のサリー・ドラメ。
■ジュリア…スワラ・エマティ
ジュリアを演じるのは、アコースティック・バンドのシンガーとして活躍するスワラ・エマティ。
■ジミー…ムスタファ・ムベング
ヴィッキーの父。寡黙な性格。ジミー役を演じるのは、セネガル出身でミュージシャンとして活躍するムスタファ・ムベング。
■ナディーヌ…ダフネ・パタキア
ジョアンヌの同僚。
〈映画『ファイブ・デビルズ』あらすじ〉
嗅覚に不思議な力をもつ少女はこっそり母の香りを集めている。そんな彼女の前に突然、謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていく。
【詳細】
映画『ファイブ・デビルズ』
公開日:2022年11月18日(金)
監督:レア・ミシウス
脚本:レア・ミシウス、ポール・ギローム
出演:アデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベング、ダフネ・パタキア、パトリック・ブシテー
配給:ロングライド
2021年/フランス/仏語/96分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:Les cinq diables/英題:The Five Devils/日本語字幕:横井和子