「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」が、2018年6月26日(火)から8月26日(日)まですみだ北斎美術館にて開催される。
宮沢賢治の童話作品の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者として、その名を馳せるますむらひろし。その傍らでは、デビュー間もない時期からライフワークとして漫画シリーズ『アタゴオル』を制作。"アタゴオル"と呼ばれる世界を舞台に、立って歩くユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かな住人達を中心に描いた作品は、同氏の作家活動の中で最も親交のあるものだ。
「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」は、そんな『アタゴオル』の世界観と葛飾北斎の浮世絵を合体させたユーモア溢れる企画展。3章の展示構成となる会場では、『アタゴオル』の世界を紹介すると同時に、北斎の代表作「冨嶽三十六景」とコラボレートした「アタゴオル×北斎」の作品を展示。北斎の描く美しい日本の風景画に、違和感なく溶け込んでいるヒデヨシたちの姿を鑑賞することができる。
本展の見どころとなるのは、北斎作品とますむら作品を一部並列して展示した作品集。「冨嶽三十六景 凱風快晴」や「漁師図」といった北斎の代表作品と、愉快な世界観が加わったオリジナル作品を比較することで、作品の持つ新たな魅力に気付くことが出来るかもしれない。
また会場では、本展の主要作品を掲載した画集「ATAGOAL×HOKUSAI ますむらひろし北斎画集」が販売されるほか、ますむらひろしのトークイベントが開催されることも。ファンは、スケジュールをチェックして是非訪れてみて。
開催概要】
「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」
会期:2018年6月26日(火)~8月26日(日)
※前期:6月26日(火)~7月29日(日)/後期:7月31日(火)~8月26日(日)※前後期で展示替えを実施
休館日:毎週月曜日 ※7月16日(月・祝)は開館、7月17日(火)は休館
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)
※( )は団体料※団体は有料の20名以上※小学生以下は無料、中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証の提示必要※65歳以上は年齢を証明できるものを提示必要※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などを持参している人及びその付添の1名まで障がい者料金で観覧可※本展のチケットは、観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)観覧可
■すみだ北斎美術館
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
住所:東京都墨田区亀沢 2-7-2
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
■関連イベント
「ますむらひろしトークイベント―アタゴオル×北斎―」
出演者:ますむらひろし(漫画家)、奥田敦子(当館担当学芸員)
場所:MARUGEN100(講座室)
日程:2018年7月21日(土)
時間:14:00~15:30(開場13:30)
定員:60名
料金:無料 ※ただし観覧券または、年間パスポートが必要。当日12:00よりMARUGEN100 講座室の受付で整理券を配布予定。詳細はHP参照