展覧会「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」が、東京・原宿のワタリウム美術館にて、2024年8月12日(月・振)から12月8日(日)まで開催される。
サイドコア(SIDE CORE)は、「都市空間における表現の拡張」をテーマに、ストリートカルチャーという切り口からアートプロジェクトを展開してきたアートチームだ。高速道路や地下水路を特殊な方法で撮影したり、街灯や道路工事のサインなどを素材にインスタレーションを発表したりと、サイドコアは都市ならではの公共性や制度に着目し、これらに介入する作品を手がけてきた。
たとえば、地下や真夜中の道といった都市の暗部で時間を過ごすと、自身の内面や身体的な感覚を通じて都市の形を感じとり、地図によって規定された都市のイメージが歪められる。いわば、普段見ている風景のなかに抜け穴のような空間や状況が可視化され、日常の規範から外れた行動へと駆り立てられることになる。こうした意味で、ストリートカルチャーとは、都市の暗部から生まれる想像力と行動が交わるものだといえる。
展覧会「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」は、東京では初となるサイドコアの大規模個展。「視点」、「行動」、「ストーリーテリング」をキーワードに、路上のマテリアルを用いて都市のサイクルをモデル化する立体作品の新作シリーズ、都市の状況やサイクルに介入する行動・表現の映像・写真のドキュメント、東京の地下空間をスケートボードによって開拓するプロジェクトの最新版などを展示する。
展覧会「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」
会期:2024年8月12日(月・振)〜12月8日(日)
会場:ワタリウム美術館、屋外
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月曜日(8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)・23日(月・振)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)
入館料:大人 1,500円、大人ペア 2,600円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上 1,300円、小・中学生 500円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および介助者(1名まで)は、各1,300円
※会期中、本人は何度でも展覧会へ入場できるパスポート制チケット(再入場時、本人であることを証明するものを要提示)
【問い合わせ先】
ワタリウム美術館
TEL:03-3402-3001