2003年、ミラ・ジョヴォヴィッチとカルメン・ホークがブランド「ジョヴォヴィッチ ホーク」を設立。現在はブランド活動を終了している模様。
プラダ、ミュウミュウのデザイナーのミウッチャ・プラダの勧めなどからミラ・ジョヴォヴィッチは、洋服のデザインを始める。同じくデザイナーの夢を持ち、独学で服作りを学んでいたカルメン・ホークとともに、2003年にブランド「ジョヴォヴィッチ ホーク」を設立。
特徴は、ヴィンテージ感覚のデザインで、レトロ、ポップなどさまざまな要素をミックスさせたコレクション。ヴィンテージスタイルを、カラーやシフォンの切り替えで現在風にアレンジする。流行を追い求めるのではなく、「普通の人に長く着てもらえるものをデザインしたい」というテーマを上げている。セレブが立ち上げたブランドだが、決してセレブに着てもらう服を作っているわけではない。
2008S/Sはマリーアントワネットやジョゼフィーヌ(ナポレオン夫人)などにイスピレーションを受け、現代風にアレンジした。
バーニーズ ニューヨークなどのセレクトショップで取扱がある。アメリカの他に日本、イギリスで販売されており、価格帯はドレスで7万~13万、ジャケットで6万~10万程度。
ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)は1975年、ウクライナのキエフにて生まれる。母は女優出身ので父は医師をしていた。9歳でアメリカ、カリフォルニアに渡る。11歳でモデルとしてデビューし活躍、その後、映画の女優として活動。代表作は「フィフスエレメント」「ジャンヌダルク」「バイオハザード」など。映画監督のP・アンダーソンとの間に子供がいる。また音楽活動も始め、ロック・アルバムをリリースした。ファッション業界では、プラダ、シャネル、ヴェルサーチェといったブランドのキャンペーンに起用された経験もある。
カルメン・ホーク(Carmen Hawk)は1970年、アメリカのミズーリ州に生まれる。10代で、カリフォルニアに移住し、モデルとしてキャリアをスタート。出産後も、モデル業を続け、イタリアのヴォーグなどの仕事をこなす。フランスのヴォーグのエディターのために特別にデザインしたブラウスが目に留まり、デザイナーとしての道を志す。2003年、親友でもある、ミラ・ジョヴォヴィッチとともにブランドをスタート。