1994年、ニューヨークにてジェームス・ジョビアが「シュプリーム」をスタート。
「シュプリーム(Supreme)」はアメリカのファッションブランド。スケーターカルチャーの中心的な役割を果たしており、広範囲ではその他にもヒップホップ、パンクなどカウンターカルチャーに対して重要な役割を果たす。デザイナー、ミュージシャン、アーティスト、フォトグラファーなどから強い支持を得ている。また、他ブランドのアイテムもセレクトしているため、「シュプリーム」はブランド名であり、ショップ名でもある。
1994年、ニューヨークのラファイエット・ストリートにてジェームス・ジョビア(James Jebbia)がスケーターのためのショップをスタート。それ以前にジョビアはステューシーのショップをショーン・ステューシーとともに展開していた。ニューヨークのシュプリームはスケーターたちの情報発信基地的な役割を果たし、独自の地位を築き上げていった。
ブランドでは、アパレル、アクセサリー、シューズに限らずスケートボードなども生産・販売する。ブランドやアーティストとのコラボレーションアイテムも積極的に行い、ブランド設立からコラボレーションしたブランドの数は100を超える。川久保玲がデザイナーを務める「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」をはじめ、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボレーションは定番化しており、発売される度に高い人気を博している。中でも爆発的な注目を集めた例として、2017年春夏コレクションにおける「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とのコラボレーションがある。世界的なラグジュアリーブランドとストリートブランドのタッグによるアイテムを、多くの人が求めた。
2006年、アンジェロ・バクがシュプリームに入社。その後、ディレクターとなり、約10年にわたってシュプリームの成長に大きく貢献した。2017年、ブランド・ディレクター、アンジェロ・バクが退任。
2017年の時点で、ニューヨークの他にロサンゼルス、パリ、ロンドン、東京(渋谷・原宿・代官山)、名古屋、大阪、福岡にショップを展開している。
2017年10月、ニューヨーク・ブルックリンに新店舗をオープン。