1993年、「ア ベイシング エイプ」をスタート。
ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)は、日本のファッションブランド。
90年代より日本のストリートファッションの代表的なブランドとしての地位を築いてきた。
これまで「エイプヘッド」「ペイプカモ」「ベイプスタ」「シャークフーディ」「ベイビーマイロ」といったアイコニックなデザインやアイテム、オリジナルパターン&キャラクターを発表してきた。メンズ、レディース、キッズとラインを充実させ、⽇本国内およびアメリカ、イギリス、⾹港、中国、更にアジア諸国に店舗を展開し世界中の幅広い層から⾼い⽀持を獲得している。また名だたるインターナショナルブランド、著名アーティストとのコラボレーションも数多く成功させ、ファッションといったカテゴリーにとらわれない、ジャンルレスな活動を⾏っている。
■ブランドのラインについて
BAPY - レディースライン(2007年終了)
BAPY(reprise) - レディースライン(2010年終了)
AAPE BY A BATHING APE - ヤングライン(メンズ)
BABY MILO - A BATHING APEのファンに⻑年愛されてきた2次元の⼈気キャラクターのこと。BABY MILOとBABY MILO FRIENDS と呼ばれる仲間たちは総勢26匹。全員の愛称を集めるとアルファベットのAからZが勢揃いする。
BAPY BY A BATHING APE - 2018年に新スタートしたレディースライン
“b”コレクション - 2019年秋冬コレクションにスタート。ベーシックなアイテムにオリジナルロゴを配したミニマルなデザインが特徴。
ア キャンピング エイプ(A CAMPING APE) - 2023年7月にスタート。ストリート感のある高感度なキャンプスタイルを提案するアウトドアレーベル。
創業者はNIGO(本名 長尾智明)。1970年生まれ。 89年、文化服装学院エディター科(現在の情報科)に入学。その年 、高橋盾(現アンダーカバーのデザイナー)に文化服装学院で出会う。高橋盾と親しくなり、会社を興す前はともにコラボレートしていた。
入学時から西麻布にあったクラブ「P.ピカソ」に通い始める。当時「A STORE ROBOT」原宿店の店長だった高橋一郎の紹介で藤原ヒロシに出会い、彼のイベント「ファミリー」のDJとして手伝いを始める。藤原ヒロシに顔が似ていることから、藤原ヒロシの「2号」の意味でNIGOという名前になった。
91年に文化服装学院卒業。マガジンハウスの「ポパイ」「宝島」での仕事を始め、数社でライターやスタイリストを経験。
93年、原宿にショップ「NOWHERE」オープン。同年、映画「猿の惑星」熱狂的ファンのNIGOと、当時コーネリアス系のデザイナーとして有名なスケシンが意気投合。同シリーズをモチーフとした「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」を設立。デザイナーズファッションと異なり、ヒップホップやスポーツマンに好評で、それに追従する世代にもヒット。東京からニューヨークまでストリートブランドとしての地位を確立した。
ア ベイシング エイプの名称は、正式には「A BATHING APE IN LUKEWATER」で、「ぬるま湯につかった猿」という意味。
BAPE(ベイプ)は、A BATHING APEの略語であり、コレクションのデザイン、サービスやショップ名に用いられる。例としては、BAPE CAFE(ベイプカフェ)、BAPE STOREやBAPE SOUNDS、ポイントを貯めることでレアなアイテムと交換できるシステムのBAPER CARDなどに利用されている。
2004年、音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とブランド「ビリオネアボーイズクラブ(Billionaire Boys Club)」を立ち上げる。
2006年、フェンディの新作のバッグ「ビーミックス(B.MIX)」のプロモーションでイベントを国立霞ヶ丘競技場にて開催。この約1000人を集客するイベントをNIGOがプロデュースした。2007年には、24時間テレビのTシャツをデザインした。
2001年からレディースライン「BAPY」を展開していたが2007年にブランドを休止。
2010年春夏シーズンよりカリスマ読者モデル月本えりをディレクターに迎え、BAPY(reprise)として再スタートしたが、2011年秋冬シーズンをもって終了した。同年、ノーウェアを香港企業のI.Tへ売却。
2012年6月、ヤングラインの「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ(AAPE BY A BATHING APE)」の第一号店を原宿にオープン。同年7月にはZOZOTOWN(ゾゾタウン)内にもショップを出店した。
NIGOはベイプを離れ、2014年春夏シーズンより、ユニクロ UTブランドとして初のクリエイティブ・ディレクターに就任した。以降、デザイナーは非公開としてデザインチームが手掛けている。
2019年、シャツやポロシャツなどベーシックなアイテムをベースにした新ライン“b”コレクションがデビュー。デザインは、「bape」フォントとエイプヘッドをミックスしたオリジナルのロゴが特徴。