東京・日本橋の三井記念美術館では、展覧会「三井家のおひなさま」を、2023年2月11日(土・祝)から4月2日(日)まで開催する。
展覧会「三井家のおひなさま」では、三井家の夫人や娘が大切にしてきた雛人形やひな道具を一堂に展示。北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ)、第十一代・高公夫人の鋹子(としこ)、高公の一人娘・浅野久子、そして伊皿子三井家九代・高長夫人の興子(おきこ)の旧蔵品を紹介する。
なかでも注目は、昭和の名工・五世大木平藏が制作した、浅野久子の幅3mに及ぶひな段飾り。1934年(昭和9年)の初節句に際し、五世大木平藏に注文してあつらえられたひな人形とひな道具を、近年まで浅野家で行われていた段飾りを再現して展示する。
また、特集展示「近年の寄贈品 ─絵画・工芸・人形など─」と題して、近年寄贈を受けた作品のなかから、絵画や工芸などを公開。たとえば、浮世絵師・月岡芳年に師事した水野年方の版画「三井好 都のにしき」は、三越呉服店の前身・三井呉服店のファッションカタログとしての性格を兼ねている。会場では、当時最高の技術で刷られた木版画全13枚を目にすることができる。
展覧会「三井家のおひなさま」
特集展示「近年の寄贈品 ─絵画・工芸・人形など─」
会期:2023年2月11日(土・祝)〜4月2日(日)
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7F
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、2月26日(日)
入館料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 500円(400円)、中学生以下 無料
※70歳以上は800円(要証明)
※リピーター割引:会期中、一般券ないし学生券の半券の提示により、2回目以降は( )内割引料金にて観覧可
※障害者手帳の提示者および介護者1名は無料(ミライロID可)
※開催内容は変更となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページないしハローダイヤルにて確認のこと)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)