人気ドラマ『イチケイのカラス』が映画化。竹野内豊&黒木華続投で、2023年1月13日(金)に公開される。
『イチケイのカラス』は、講談社「モーニング」連載の同名漫画を原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠で放送された連続ドラマだ。物語の舞台は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部<通称:イチケイ>。伝家の宝刀“職権発動”(※)を駆使し、1つ1つの事件に粘り強く向き合う自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおと、東大法学部出身で立身出世をすべく努力を惜しまず、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴のバディが奮闘する姿を描いた。
※刑事訴訟法128条【検証】に基づき、事実発見のために必要な時は裁判所主体で検証を行うことができる。
そんなドラマ『イチケイのカラス』がスケールアップして映画化。ドラマ版の2年後を舞台に、入間みちお&坂間千鶴のバディが伝家の宝刀“職権発動”が通用しない“国家機密”に挑む。
岡山県瀬戸内に異動になったみちおは、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当。事件の背景にあった近海で起きたイージス艦の衝突事故を調べていくが、航海内容は全て国家機密。みちおは伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵に挑んでいくこととなる。
一方で、坂間は「弁護士」に。町を支える地元大企業に関わる事件を担当するが、そこにある疑惑が。一見異なる2つの事件に隠された衝撃の真実とは…?!
■入間みちお...竹野内豊
自由奔放なクセ者裁判官。伝家の宝刀“職権発動”「職権発動」の一言から、真実をつかもうと1つの事件を粘り強く掘り下げていく。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去って2年。異動先の熊本で多くの「みちおの犠牲者」を出したみちおは、岡山県瀬戸内の長閑な町に再び異動に。映画『イチケイのカラス』では、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当。事件の背景にある事故を調べていくが、航海内容は国家機密。“職権発動”が通用しない難題に挑む。
■坂間千鶴...黒木華
超ロジカルなエリート裁判官。みちおと共に数々の事件を裁いてきた。「裁判官は必ず他職を2年経験しなくてはいけない」 という慣習があり、映画『イチケイのカラス』では、坂間は、裁判官の他職経験制度を利用し、「弁護士」として登場する。入間みちおの隣町で弁護士として働き、地元大企業に関わる事件を担当するが、そこにはある疑惑が。みちおが担当する事件とも関連性があるようで...。
■鵜城英二(うじょう・えいじ)…向井理
史上最年少のエリート防衛大臣。みちおが岡山地裁に赴任してから担当する傷害事件の当事者でもあり、事件の背景にあるとされる衝突事故についても何か重大な秘密を握っている。国家権力を背景に、みちおの最大の敵として立ちはだかる。
演じるのは、ドラマ「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」や「正月時代劇 幕末相棒伝」などに出演し、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」では主人公のハリー・ポッター役を演じる向井理。
■月本信吾…斎藤工
日本中を飛び回る心優しき正義の弁護士。「弁護士は、声なき人の代弁者になれる」を信条にしており、人々の悩みに寄り添う優しさを見せる一方、ときには違法行為スレスレで証拠を集め、真実と正義を追求する強引な一面も。ある事件をきっかけに坂間とバディを組むことに。 裁判官から新たに弁護士として働く坂間にとっての頼れる兄貴的存在であり、次第に坂間は月本に惹かれていく。
月本を演じるのは、映画『シン・ウルトラマン』で話題を呼んだ斎藤工。
■土井潤…柄本時生
みちおの新たな勤務先である岡山地方裁判所秋名支部の右陪席で、みちおのやり方に抵抗し続ける裁判官。
■赤城公子…西野七瀬
岡山地方裁判所秋名支部で働く左陪席で。理路整然とした語り口が持ち味の成績優秀な裁判官。次第にみちおの影響を受け、封じ込めていた正義感が燃え上がってくる。
■駒沢義男…小日向文世
<イチケイ:東京地裁第三支部第一刑事部>の部長裁判官。入間みちおを裁判官の世界にスカウトした張本人。弁護士として地方を飛び回る月本の、司法修習時代の教官でもあった。
■井出伊織…山崎育三郎
圧倒的にみちおに振り回され続けている検事。みちおがイチケイを去った後の活躍で、特捜への異動の内々示を受けるもみちおのお目付け役として岡山への異動が決まり、「入間みちお担当検事」と呼ばれる。イチケイ事務官の糸子と結婚するが、既に離婚の危機…!?
■浜谷澪…桜井ユキ
“イチケイ”で書記官として働く姉御肌。サバサバした性格でみちおに対してもハッキリものを申す。
■一ノ瀬糸子…水谷果穂
“イチケイ”の元事務官。井出のエリートとしての有望さと高収入、ちょっとの正義感に惹かれ結婚するも離婚の危機に!?