映画『グラディエーター』の続編にあたる映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が2024年11月15日(金)に公開。監督はリドリー・スコット。
グラディエーターとは、見世物として闘技会で命を懸けて戦った剣士たちのこと。その多くはローマ帝国が進行した国との戦いで生き残った戦士だった。
2000年に公開された映画『グラディエーター』は、古代ローマを舞台に、復讐に燃えるローマ軍・将軍マキシマスの壮絶な闘いを描いた作品。裏切りにあい、家族を失い、奴隷にまで成り下がりながらも、グラディエーター(剣闘士)として再び立ち上がっていく。第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門を受賞するなど、世界中で大ヒットを記録した。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』では、暴君の圧政により、主人公ルシアスが、グラディエーターとなり、コロセウム(円形闘技場)での闘いに身を投じていく姿を壮大に描いていく。
主人公・ルシアス...ポール・メスカル(日本語吹替:武内駿輔)
若くして権力闘争に巻き込まれ、ヌミディアという地に行きつき、妻とともに暮らしている。ローマ帝国の現状を憂う将軍。前作の主人公マキシマスと敵対関係にあり、復讐の対象であったコンモドゥス皇帝の姉・ルシラの息子。マキシマスも慕っていた、マルクス・アウレリウス・アントニヌス皇帝の孫にあたる。
グラディエーター”マキシマス”が巨大な帝国を打ち崩そうとする瞬間を幼き頃にコロセウムで目撃。その記憶を胸に刻んで生きてきた。そんなルシアスは、母のルッシラからマキシマスの指輪を託さるのだが…その想いとは?
アカシウス…ペドロ・パスカル(日本語吹替:山寺宏一)
ローマ帝国のため属州を広げる戦いを指揮する将軍。非道な皇帝の配下でありながら、大勢の民が飢えに苦しむローマの現状を憂う。獅子のような勇ましさを持つ。ルシアスの妻を手にかけた因縁と、悪政はびこるローマ帝国の争乱に翻弄されていく。
ルッシラ・ウェルス...コニー・ニールセン(日本語吹替:沢海陽子)
コンモドゥス皇帝の姉。マキシマスが忠誠を誓っていた名君マルクス・アウレリウスの娘。息子のルシアスへのへの愛が強く常に1番に考えていた。前作ではマキシマスの間には恋愛関係があったことも示唆され、また弟の暴君・コンモドゥスとの関係に苦しんでいた。
兄弟皇帝...ジョセフ・クイン(日本語吹替:宮野真守)&フレッド・ヘッキンジャー(日本語吹替:梶裕貴)
ゲタとカラカラは、極悪非道な双子の兄弟皇帝。強い絆で結ばれており、ある種の狂気を共有はしているが、ライバルでもある。ゲタは極悪非道で、カラカラは極度に精神的に不安定なタイプ。
ルシアスがローマを憂う気持ち、その状況を全く意に介さない。彼らの影響でルシアスは自由を奪われ、グラディエーターになる。狂気に満ち満ちた表情に、血走った目で不敵な笑みを浮かべる。特に歴史上ではカラカラはローマ史に残る暴君と言われているが、どのように描かれるのか?
マクリヌス…デンゼル・ワシントン(日本語吹替:大塚明夫)
富豪で奴隷商人でもある。複数の言語に堪能。ルシアスの才能を見抜き、「私に従え」「君は特別だ」「怒りこそがお前を突き動かす」と利用して帝国での地位を狙う。彼によって、ルシアスはローマ帝国最高峰の地であるコロセウムへと導かれる。