展覧会「マン・レイと女性たち」が、長野県立美術館にて、2022年4月21日(木)から6月19日(日)まで開催される。
20世紀を代表する芸術家のひとりであるマン・レイは、絵画や彫刻、オブジェなど、幅広い分野で活躍し、写真においてもその才能を発揮した。彼は、印画紙の上に物を直接置いて感光させる「レイヨグラフ」や、過度の露出から生じる画像の反転を活用した「ソラリゼーション」といった独自の技法を編みだし、芸術としての地位を高めつつあった写真の分野で新たな表現の可能性を切り拓いたのであった。
独自の技法や軽やかな撮影スタイルとともにマン・レイの写真を特徴づけるのが、長い生涯のなかで出会った女性たちの存在である。恋人や友人から、女性アーティスト、女優、モデル、そして社交界の貴婦人まで、マン・レイ作品には数多くの“ミューズ”たちが登場する。
展覧会「マン・レイと女性たち」では、藤田嗣治などの芸術家のモデルも務めたキキ・ド・モンパルナスや、助手として公私ともにマン・レイのパートナーとなったリー・ミラー、マン・レイの晩年をともにしたジュリエ ット・ブラウナーなど、マン・レイと女性たちの関わりに着目。交友の舞台となったニューヨーク、パリ、ハリウッド、そして再びパリの4章立てで、写真を中心に絵画やオブジェなど250点の作品を紹介する。
展覧会「マン・レイと女性たち」
会期:2022年4月21日(木)〜6月19日(日)
会場:長野県立美術館 展示室2・3
住所:長野県長野市箱清水1-4-4
休館日:水曜日(5月4日(水・祝)は開館)、5月6日(金)
開館時間:9:00~17:00(展示室入場は16:30まで)
観覧料:一般 1,500円(1,400円)、大学生・75歳以上 1,300円(1,200円)、高校生以下・18歳未満 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※東山魁夷館との共通料金は、一般2,000円、大学生・75歳以上1,600円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料
※割引の併用不可
※会期などは変更となる場合あり(最新情報については美術館ホームページを確認のこと)
【問い合わせ先】
長野県立美術館
TEL:026-232-0052