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異色の日本画家・小早川秋聲の大規模回顧展、鳥取県立博物館で - 代表作《國之楯》など約100点を展示

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企画展「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム)」が、鳥取県立博物館にて、2022年2月11日(金・祝)から3月21日(月・祝)まで開催される。

小早川秋聲の大規模回顧展

小早川秋聲《國之楯》1944年 京都霊山護国神社蔵(日南町美術館寄託)
小早川秋聲《國之楯》1944年 京都霊山護国神社蔵(日南町美術館寄託)

小早川秋聲(こばやかわ しゅうせい)は、大正から昭和にかけて、京都を中心に活躍した日本画家だ。従軍画家として戦争記録画を制作しており、なかでも代表作のひとつ《國之楯(くにのたて)》は、軍から受け取りを拒否され、戦後に作者自身によって改作されるという異色の経歴をもつ戦争画として知られている。

小早川秋聲《エジプト カルナック アイシス宮殿趾の月》1923~24年(大正12~13)頃 個人蔵
小早川秋聲《エジプト カルナック アイシス宮殿趾の月》1923~24年(大正12~13)頃 個人蔵

従軍画家としての画業が注目を集める一方、戦前には国内のみならず欧米・アジアの各地を旅し、抒情的な作品を数多く手がけた。

小早川秋聲《裏日本所見画譜 余部の橋》1918年(大正7) 個人蔵
小早川秋聲《裏日本所見画譜 余部の橋》1918年(大正7) 個人蔵

京都、東京から鳥取へと巡回する「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム)」は、異色の日本画家・小早川秋聲の全貌を詳らかにする初の大規模回顧展。画業初期から晩年までの代表作や、初公開となる作品など約100点を展示し、秋聲の叙情的な作品世界を紹介する。

展覧会概要

企画展「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム)」
会期:2022年2月11日(金・祝)〜3月21日(月・祝)
会場:鳥取県立博物館 第1・第2特別展示室
住所:鳥取県鳥取市東町2-124
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(3月21日(月・祝)のぞく)
観覧料:一般 800円、前売・団体・大学生・70歳以上 600円
※高校生以下、学校教育活動での引率者、障がい者・難病患者・要介護者などとその介護者は無料

【問い合わせ先】
鳥取県立博物館
TEL:0857-26-8042

Photos(3枚)

異色の日本画家・小早川秋聲の大規模回顧展、鳥取県立博物館で - 代表作《國之楯》など約100点を展示|写真1 異色の日本画家・小早川秋聲の大規模回顧展、鳥取県立博物館で - 代表作《國之楯》など約100点を展示|写真2 異色の日本画家・小早川秋聲の大規模回顧展、鳥取県立博物館で - 代表作《國之楯》など約100点を展示|写真3

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