企画展「没後100年 富岡鉄斎」が、愛知の碧南市藤井達吉現代美術館にて、2024年10月5日(土)から11月24日(日)まで開催される。京都国立近代美術館などでも開催された巡回展だ。

富岡鉄斎の画業をたどる

「最後の文人画家」と称される、富岡鉄斎(とみおか てっさい)。幕末の京都に生まれ、幅広い学問と多様な流派の絵画を学んだ鉄斎は、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開した。

鉄斎は、良い絵を描くには「万巻の書を読み、万里の路を行く」ことが必要であるという先人の教えを重んじ、日本全国を旅して各地の勝景を探っている。そうして胸中に思い描かれた理想の山水を描きだし、人間の理想を説いた鉄斎の絵画は、生前から今日まで国内外で高く評価されてきた。

企画展「没後100年 富岡鉄斎」は、碧南市藤井達吉現代美術館では約10年ぶり2回目となる、鉄斎の展覧会。《富士遠望図・寒霞渓図》や《華之世界図》といった名作に加えて、近年に再発見された作品を展示するほか、画室を彩った文房具や筆録などを通して鉄斎の日常にも光をあてる。

展覧会概要

企画展「没後100年 富岡鉄斎」
会期：2024年10月5日(土)～11月24日(日) 会期中に展示替えあり
［前期 10月5日(土)～27日(日) / 後期 10月29日(火)～11月24日(日)］
会場：碧南市藤井達吉現代美術館
住所：愛知県碧南市音羽町1-1
開館時間：10:00～17:00(入場は16:30まで)
休館日：月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
観覧料：一般 1,000円(800円)、高校・大学生 600円(480円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上、各種障がい者手帳の所持者および付添者1名は無料(証明書を要提示)
※京都・富山会場と異なる作品を一部展示予定

【問い合わせ先】
碧南市藤井達吉現代美術館
TEL：0566-48-6602