「サンリオデザインのヒミツは罫線にある?!」「作家性を排除したデザインとは?」「すべての判断基準はカワイイかかわいくないか?」など、サンリオのこだわりを紐解いていく。
3つめのみどころは、生み出したキャラクターを、サンリオがどのようにして人気者へ育てていったのかを解説するゾーン。世の中にキャラクターが溢れかえった1980年代にフォーカスし、生き延びるキャラクターを作り上げたサンリオの手腕に迫る。
また、サンリオの人気者たちが一挙紹介され、2021年のサンリオキャラクター大賞で第1位となったシナモロールをはじめ、ポムポムプリン、ポチャッコ、マイメロディ、クロミ、ハローキティ、リトルツインスターズ、SHOW BY ROCK!!、タキシードサム、こぎみゅんらに出会うことができる。サンリオショップを紹介するコーナーもあり、他社のファンシーグッズとは一線を画すサンリオスタイルの秘密を紐とく。
サンリオの情報誌「いちご新聞」にもフォーカス。往年の記事やショップ、グッズに関するエピソードを交えながら、サンリオが「いちご新聞」を通じてファンに伝えたかったことを掘り下げる。また、「いちご新聞」の表紙で一面を埋め尽くした巨大な壁も展示。これまでに発刊された「いちご新聞」のバラエティ豊かな表紙を概観することが出来る。
45年以上ものあいだNo.1キャラクターでありつづけた「ハローキティ」に着目したゾーンも。「ハローキティ」ブームをテーマに、サンリオキャラクターが子供にも大人にも長く愛され続けている秘密に迫る。
これまでに人気を博したハローキティグッズを複数展示。中々お目にかかれないレアなものから、ハローキティのアニバーサリーを記念したものまで、様々なハローキティグッズが展示ケースに並ぶ。
今回の目玉とも言える、世界的セレブ「レディ・ガガ」の着用ドレスを再現したピースも要チェック。記念撮影を楽しむのもおすすめだ。
会場では、今回の展覧会のためだけに、人気アーティストが制作したオリジナル作品も展示。金魚絵師として知られる深堀隆介やバンブーアーティストの中臣一、彫刻家の森貴也、はしもとみお、切り絵作家の福井利佐らが、サンリオをテーマにしたオブジェを展開する。
東京会場となる六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューでは、展覧会期間中に、ハロウィン、クリスマス、お正月に合わせた企画も展開予定。さらに、同フロアにあるミュージアムカフェ&レストラン「THE SUN & THE MOON」ではコラボレーションメニューも登場する。