展覧会「生誕135年 竹久夢二展 -幻想の美 秘められた謎-」が、京都髙島屋にて2020年3月15日(日)まで開催される。
尚、当初予定していた、横浜髙島屋、大阪髙島屋、日本橋髙島屋S.C.での開催は中止。
「生誕135年 竹久夢二展 -幻想の美 秘められた謎-」では、美術史家・竹久夢二学会会長である高階秀爾監修のもと、夢二郷土美術館の所蔵作品を中心に、厳選した約150点の竹久夢二の作品を、全4章で構成し展示。アメリカ西海岸滞在中に夢二が新たな画境を求めて描いた《西海岸の裸婦》と《花衣》が、夢二郷土美術館外で初めて揃って公開されるなど、貴重なラインナップを揃える。
第1章では、“夢二式美人”と言われる女性像の作品を中心に、夢二の画業を辿る。S字ラインの身体に心情を表す目・手・足を描く、夢二が切り拓いた新しい美人画の数々を用意する。また、本展の中心作品であり傑作と称される《西海岸の裸婦》も、この章で展示する。
大正ロマン時代における夢二が憧れた幻想世界や、異国情緒を反映した作品は第2章で展観。西洋画、中国文人画、江戸地代の浮世絵など、夢二が幼い時から憧れていた異国や未知の世界から着想した作品が揃う。
第3章は、夢二が親しんだ芝居や、妻や恋人たちと歩んだ夢二自身の人生と重なる「情念のドラマ」を題材にした作品を集積。芸事好きな父親の影響もあり、子供の頃から芝居に親しんでいた夢二が、画家としてだけでなく、詩人、デザイナー、人形作家、文筆家といった様々な形式で発表した作品を紹介していく。
約60冊の自身の著作本をはじめ、多くの本や雑誌の装丁、挿絵を手掛けた夢二。第4章では、そんな本の装丁や挿絵をはじめ、クラシックから流行歌まで様々な楽曲を表現したデザイン、タイポグラフィー、絵ハガキや日用品のデザインといった、総合芸術家としての夢二が具現化した“生活の中の美”にフォーカスする。
【詳細】
生誕135年 竹久夢二展 -幻想の美 秘められた謎-
入場料:一般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下無料
■京都会場
会期:2020年3月4日(水)~3月15日(日)
時間:10:00~19:30(20:00閉場) 最終日は16:30まで(17:00閉場)
会場:京都髙島屋 7階 グランドホール
住所:京都府京都市下京区真町52
※当初予定していた横浜会場(3月18日(水)~3月30日(月)/横浜髙島屋)、大阪会場(4月8日(水)~4月19日(日)/大阪髙島屋)、日本橋会場(5月13日(水)~5月25日(月)/日本橋髙島屋S.C.本館 8階ホール)は開催を中止。