ファッションLOVER必見の「おしゃれ映画」を特集。思わず真似したくなる!可愛いファッションを楽しめる人気作品を集めてみた。女心くすぐるレトロファッションから、シャネル(CHANEL)やプラダ(PRADA)、フェンディ(FENDI)といった一流ブランドの衣装、そしてため息が出る程美しいプリンセスドレスまで、各ジャンルごとに分類した。映画を観終わった後は、自然と女子力もUPしてしまうかも?!
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アン・ハサウェイ主演、ゴージャスなファッション業界誌の舞台裏を描いた『プラダを着た悪魔』は、“業界”ならではの一流ブランドのファッションを楽しめるのが見どころの1つ。シャネル(CHANEL)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)といったゴージャスな衣装の数々が、作品に彩りを与える。衣装を手掛けたのは、人気海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の衣装担当としても知られるパトリシア・フィールド。
レオナルド・ディカプリオが、純愛に生きる大富豪の男を演じた『華麗なるギャツビー』。上流階級の世界を彩るゴージャスな衣装の数々は、プラダ(PRADA)やミュウミュウ(MIU MIU)、ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)といった高級ブランドによるもの。また邸宅を飾るインテリアには、度々ティファニー(Tiffany & Co.)のアイテムが使用されている。
(C)2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
実話をもとに描いた本作は、エマ・ワトソン率いる5人組のティーン窃盗団が、ハリウッド・セレブの豪邸を襲ったセンセーショナルな物語。見どころとなるのは、やはり高級ブランドで溢れかえるのセレブたちのクローゼットの中。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)や、クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)など、煌びやかなアクセサリーやシューズを盗んでは、無邪気にオシャレを楽しむティーンたちが描かれる。
50年代のロンドンのファッション界を舞台にした『ファントム・スレッド』。物語を彩るのは、オートクチュールの仕立て屋である主人公の制作した美しいドレスの数々だ。50年代のデザインを忠実に再現したというドレスには、実際に当時の貴重な生地を使用。第90回アカデミー賞では、見事に衣装デザイン賞を受賞している。
アメリカ・LAを舞台に、夢に生きる男女のラブストーリーを描いたミュージカル作品。一度聴いたら忘れられないアップテンポなミュージクと共に、物語を盛り上げているのは、40〜50年代のスタイル思わせるクラシックで華やかな装い。なんと主役2人合わせて100回に及ぶ衣装チェンジを重ねたという彼らの衣装は、2人の感情の変化や成長に合わせたカラーをそれぞれ採用しているという。
1950年代を生きるチャーミングな女性を主人公にした『タイピスト』は、当時のファッションやカルチャーを楽しめる、何もかもがカラフルに彩られたフレンチ・エンターテイメント。Aラインのスカートやリボン付きのドレスなど、当時の背景にこだわったクラシカルな衣装の数々は、ため息が出るほどキュート。
ウェス・アンダーソン監督作、高級ホテルの伝説的なコンシェルジュとベルボーイの交友を描いた物語。まるで絵本のような美しい世界観を持つ本作は、計算されたカラーリングで彩られるスタイリングがピカイチ。フェンディ(FENDI)の協力を得て作られた警部のミリタリー調コートや、マダムが着用したブラックミンクのケープなど、上品でクラシカルな衣装の数々も楽しむことができる。第87回アカデミー賞においては、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
エディ・レッドメイン主演、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく物語。“女性”としての意識が芽生える中で、主人公が纏い始める美しいドレスの数々は、20年代~30年代へと移ろう時代の背景をしっかりと落とし込んでいるのも印象的。ボンネットで膨らませていたスカートが、シャープなシルエットへと変化していくファッションの歴史を感じることができる。
イギリスのいなか町を舞台に、車椅子生活をする男性と、その介護職を務める女性の切ないラブストーリー。作品を彩るのは、エミリア・クラーク演じる主人公・ルーのカラフルな衣装。ちょっと風変わりで、服が大好きなルーを表現したスタイリングには、カジュアルな装いにも複数のビタミンカラーを差し込んでみたりと、見ているだけで気分をUPさせてくれる。
運命の恋を信じる男と、それを信じない女の甘くてほろ苦い“500日間”の恋愛物語。ヒロインを演じるズーイー・デシャネルは、劇中でシャツにベストを重ねてみたり、膝丈のクラシカルなワンピースを着てみたりと“グッドガール”な着こなしが印象的。またカチューシャやリボンを使用した、こなれたヘアーアクセサリー術も、少女のような一面を持つ彼女の魅力を引き立てている。
ディズニープリンセスを代表する1人・シンデレラは、リリー・ジェームズを迎えて実写化。作品の見どころとなるのは、やはり彼女の運命を変えることとなる舞踏会のシーン。シンデレラの纏う象徴的なブルーのドレスはもちろん、ボタニカル柄の刺繍を配した王子のジャケット、義姉たちの花柄ドレスなど、キャラクターの個性を活かした衣裳が、観る者を『シンデレラ』の世界へと引き込んでいく。これらの衣装は、過去にアカデミー衣裳デザイン賞を複数回受賞した経験を持つ、サンディ・パウエルが手掛けた。
不朽の名作『美女と野獣』は、ヒロインのベル役にエマ・ワトソンを迎えて映画化。物語を彩るドレスや村人の衣装などは、オスカー受賞者の衣装デザイナー、ジャクリーヌ・デュランによって丁寧に制作された。中でもベルの纏うイエローのドレスは、アニメーションへのオマージュを捧げたこだわりの一品。「踊った時に最も美しいドレス」を目指し、オーガンザとスワロフスキーを組み合わせた見惚れるようなプリンセスドレスを完成させた。
チャイコフスキーが作曲したバレエ作品の代表作である「くるみ割り人形」がディズニー作品として実写化。チャイコフスキーの音楽と共に、観客を物語の世界へと引き込むのは、アカデミー賞受賞経験を持つ衣装デザイナー ジェニー・ビーヴァンによる美しいドレスの数々だ。ヴィクトリア朝期を再現したという煌びやかなドレスは、各キャラクターを象徴するイメージカラーや個性を反映させて作られている。