ウェス・アンダーソン監督最新作『グランド・ブダペスト・ホテル(原題:THE GRAND BUDAPEST HOTEL)』が2014年6月6日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテ他で全国ロードショー決定。
本作は、第87回アカデミー賞において衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞を受賞。実力派俳優陣たちの抜群の見た目と演技、そして絵本のような美しい世界観、有名ブランドの協力による素晴らしい衣装などが高く評価された。
ほかにも、第64回ベルリン国際映画祭にてコンペティション部門出品、オープニング上映作品に選ばれたほか、ゴールデングローブ賞では、コメディ/ミュージカル部門で作品賞を受賞した。
予告編では、消えたルネッサンスの絵画「少年と林檎」と連続殺人にまつわる謎解きに奔走する“伝説のコンシェルジュ”グスタヴ・Hと、彼がもっとも信頼を寄せるベルボーイのゼロ・ムスタファが登場。ヨーロッパ大陸を横断し、時代を超えて明かされるグランド・ブダペスト・ホテルに隠された謎に迫る。
アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞した話題の劇中衣装には、フェンディ(FENDI)がアカデミー賞映画衣装デザイナーであるミレーナ・カノネロ(Milena Canonero)と協力し、全体のスケッチ制作に関与。登場俳優たちの衣装を手掛けている。
エドワード・ノートン(Edward Norton)扮するヘンケル警部が着るグレーのアストラカンファーミリタリーコートや、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)演じるマダム Dの纏うブラックミンクの襟、ラグジュアリーなイタリア製シルクケープの手描きのディテールと袖なども、フェンディによるもの。ミレーナ・カノネロと一つ ひとつ丁寧に考察・デザインした衣装で、20世紀末という映画の雰囲気を見事に表現した。
さらに、本作品では映画監督ウェス・アンダーソンとプラダ(PRADA)のパートナーシップもみられる。映画のメインキャラクターのためのオーダーメイドのスーツケーストランクは、プラダが1920年代から1930年代に発表したヴィンテージモデルにインスパイアされデザインしたもの。また、映画を記念してプラダ青山店にて2014年7月6日(日)までの間、同作品の特別ウィンドウディスプレイと店内ディスプレイも公開された。
さらに公開を控え、本映画に登場するキャラクターたちの姿が明かされる特別映像も公開。ウェス・アンダーソン監督にしか実現できない実力派の豪華キャストに注目だ。
■ストーリー
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、彼の人生は一夜にして変わる。長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、貴重なルネッサンス時代の絵画と莫大な遺産争いに巻き込まれたのだ。ベルボーイのゼロとともにコンシェルジュ・ネットワークを駆使するグスタヴは、誇りをかけて謎を解き、ホテルの威信を守ろうと大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る。現代から60年代、そして大戦前夜へ。3つの時代を結ぶ叙事詩が始まる。現代から60年代、そして大戦前夜という、3つの時代を結ぶ壮大な冒険ミステリー。ウェス・アンダーソン監督独特のユーモアに、究極のプロフェッショナル達の誇りと絆、師弟を越えた信頼を織り交ぜて描く、超一級のエンタテインメントがついに誕生した。
【映画情報】
■スタッフ
・監督/脚本:ウェス・アンダーソン(『ムーンライズ・キングダム』『ダージリン急行』他)
・衣装デザイン:ミレーナ・カノネロ
・音楽:アレキサンドル・デスプラ
・音楽スーパーバイザー:ランドール・ポスター
・編集:バーニー・ビリング、プロダクションデザイン アダム・ストックハウゼン
・撮影監督:ロバート・イェーマン、A.S.C.
・製作:ウェス・アンダーソン、スコット・ルーディン、スティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン
■キャスト
レイフ・ファインズ(伝説のコンシェルジュ)、F・マーレイ・エイブラハム、エドワート・ノートン、マチュー・アマルリック、シアーシャ・ローナン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、レア・セドゥ、ジェフ・ゴールドブラム、ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、ティルダ・スウィントン(マダムD)、ハーヴェイ・カイテル、トム・ウィルキンソン、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、トニー・レヴォロリ(ベルボーイ)他
・配給:20世紀フォックス映画
©2013 Twentieth Century Fox
■公開 2014年6月6日(金) TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテ他 全国ロードショー