ブリヂストン美術館が「アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)」としてリニューアルし、2020年1月18日(土)に再び開館する。「新TODAビル 文化貢献施設」や「アートスクエア」とともに、京橋1丁目東エリアに新しい芸術・文化拠点を形成する「京橋彩区(きょうばしさいく)」に立地する。
ブリヂストン美術館は、1952年1月に東京で初めて西洋絵画を展示する美術館として開館した。以来、60年以上にわたり東京・京橋において東西の名画にふれあう機会を提供してきた美術館だ。
これまで、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールの作品を集めた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」や、オランダ出身のウィレム・デ・クーニングにフォーカスした展覧会など、独自の美術展を開催してきた。
ブリヂストン美術館の歴史を継ぐ美術館として、新たに誕生する「アーティゾン美術館」。展示面積は、旧美術館の約2倍となり、展示室は4階から6階の3フロアで構成される。ガラスに囲まれたモダンな建築で、館内には明るく開放的な空気が漂う中、作品世界に没入できる。
展示面積の拡大に伴い、展示もパワーアップ。「創造の体感」をコンセプトに、印象派を中心とする従来のコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで2,500点以上にのぼる多彩な作品を、独自性豊かな企画とともに公開。旧美術館では実現できなかった大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催が可能となる。
また、入口は従来の八重洲通り沿いから、銀座と日本橋をつなぐ中央通り沿いへと移動。京橋一丁目の再開発における芸術と文化の拠点として、地域の発展と貢献を目指す。
東京駅八重洲口から歩いて5分、美術館、ギャラリー、古美術商などが集積する東京駅周辺エリアに“開かれた芸術・文化拠点”として形成される「京橋彩区」。ここでは、芸術・文化イベントの開催や、若手クリエーターなども含めた芸術・文化活動をサポートしていく。
戸田建設の新ビル「トダ ビルディング(TODA BUILDING)」には、低層部にミュージアムやギャラリーカフェ、ギャラリーコンプレックスなどがオープン。6階の「クリエイティブ ミュージアム トウキョウ」ではポップカルチャーや現代アートなど多彩な領域にフォーカスした大型展覧会を開催する予定だ。また、「タカ・イシイギャラリー」「小山登美夫ギャラリー」など4つの現代アートギャラリーが集結したギャラリーコンプレックスも、3階に開業する。
中央通り沿いに2019年7月一部オープンする広場「アートスクエア」では、多様な芸術・文化イベント開催される予定だ。また、新TODAビル 文化貢献施設が竣工後は、広場の間口が120mになり、さらに芸術・文化イベントが盛んになるだろう。
アーティゾン美術館
オープン日:2020年1月18日(土)
場所:ミュージアムタワー京橋
住所:東京都中央区京橋1-7-2
延床面積:約 6,650m²
施設構成:
1F エントランスロビー、ミュージアムカフェ / 2F ミュージアムショップ / 3F 受付、多目的ホール / 4F〜6F 展示室(面積約 2,100m²)
※ 掲載パースはすべて計画段階のものであり、今後変更の可能性あり。
【主な収蔵画家・彫刻家】
クロード・モネ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーガン、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、藤島武二、ジャクソン・ポロック、堂本尚郎、オーギュスト・ロダンなど
※そのほか古代美術品も収蔵
■「京橋彩区」詳細
・ミュージアムタワー京橋(2019年7月竣工) ※タワー内にアーティゾン美術館がオープン。
・(仮称)新TODAビル 文化貢献施設(2024年竣工予定)
・(仮称)アートスクエア( 2019年7月一部オープン、2024年全面オープン)