東京国立博物館では、正月にちなんだ展示企画「博物館に初もうで」を、2025年1月2日(木)から26日(日)まで開催する。
2025年の十二支である、巳。蛇は、脱皮を繰り返す生態や、時に毒を有する特性を持つことから、人々は古来、蛇に不思議な力を見出してきた。特集「博物館に初もうで—ヘビ~なパワ~を巳(み)たいの蛇(じゃ)!—」では、巳年に合わせて、蛇にまつわる古今東西の作品を紹介する。
会場では、蛇をモチーフとした絵画や彫刻、工芸品を公開。薬師如来が従える十二神将のなかの巳神、弁天の使いとされる白蛇が松の木に絡む、正月にふさわしい画題を描いた渓斎英泉筆《胆松に白蛇》、能『道成寺』において、恋する山伏への執念ゆえに大蛇と化した娘の怨霊が鬼女の姿となって着用する能装束などを目にすることができる。
また、東京国立博物館では、同館が所蔵する名品や、正月にちなんだ吉祥作品も。長谷川等伯筆による国宝《松林図屏風》を、1月2日(木)から13日(月・祝)までの期間限定で公開するほか、富士山を描いた歌川広重筆《名所江戸百景・するがてふ》などを展示する。
博物館に初もうで
会期:2025年1月2日(木)~26日(日)
会場:東京国立博物館 本館 特別1・2室
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00
※金・土曜日、1月12日(日)は20:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)は開館)、1月1日(水・祝)・14日(火)
観覧料:一般 1,000円、大学生 500円
※総合文化展観覧料で観覧可
※高校生以下・満18歳未満、満70歳以上、障がい者および介護者1名は無料(入館時に年齢のわかるもの、障がい者手帳などを要提示)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)