展覧会「アニッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」が、東京・表参道のGYRE内「ジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY)」にて、2023年11月23日(木)から2024年1月28日(日)まで開催される。
イギリスを代表する彫刻家として高く評価されている、アニッシュ・カプーア。1954年インドに生まれ、1970年代に渡英したカプーアは、1990年に現代美術の国際展「ヴェネチア・ビエンナーレ」で個展を開催するなど、国際的に活躍してきた。カプーアの作品は、東洋的な思想に基づくとともに、視覚的な親しみやすさを持っている点を特徴としている。
展覧会「アニッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」でカプーアが着目するのが、現代社会に張りめぐらされた監視システムだ。情報技術が発達するなか、オンラインでの購入履歴やソーシャルメディアの送受信など、日常生活で日々生まれるデータまでもが監視に使われている。このように目に見えない監視体制のもと、監視される側が芸術表現をどのように捉えてゆくのかを考えてゆく。
本展では、こうした関心のもとで手がけられた、カプーアの絵画作品を展示。これらは、人間の存在に潜む情動を表すものだという。監視体制に統制されているなか、自身では気付くことのない情動を、作品を通して喚起することを試みる。
展覧会「アッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」
会期:2023年11月23日(木)〜2024年1月28日(日)
会場:ジャイル・ギャラリー
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
開場時間:11:00〜20:00
※1月2日(火)は13:00〜20:00
休場日:12月31日(日)、1月1日(月)
入場料:無料
【問い合わせ先】
TEL:0570-056990(ナビダイヤル / 11:00〜18:00)