企画展「純粋を追い求めて—ビュフェの進化の軌跡をたどる」が、静岡・クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館にて、2024年12月2日(月)から2025年3月30日(日)まで開催される。
20世紀後半を代表するフランスの具象画家、ベルナール・ビュフェ。黒く鋭い描線と抑制された色彩で描かれたビュフェの作品は、第二次世界大戦後の不安感と虚無感を描きだしたものとされ、注目を集めることになった。その一方、明るい色を使った室内画や静物画も手がけるようになるなど、ひとつの作風に収まることのない活動を展開している。
企画展「純粋を追い求めて—ビュフェの進化の軌跡をたどる」は、ビュフェにとって転機となった年に着目し、各時期の代表作を紹介する展覧会。「人のいない風景」、「パリ、エクス=アン=プロヴァンス、ニューヨーク」、「ドン・キホーテに挑む」などの全9章を通して、ビュフェが追求した造形世界を探る。
会場では、《コトドリのある静物》、《断崖》、《ニューヨーク:ダウンタウン ブロードウェイ》、《自画像I》など、約80点の作品を紹介。また、主題やモチーフの変遷をたどるとともに、その活動に通底してきた、「純粋」に描くことに光をあててゆく。
企画展「純粋を追い求めて—ビュフェの進化の軌跡をたどる」
会期:2024年12月2日(月)〜2025年3月30日(日)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
開館時間:12月〜2月 10:00~16:30 / 3月 10:00~17:00
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:水・木曜日(祝休日の場合は開館し、金曜日に休館)、12月25日(水)〜1月3日(金)
入館料:大人 1,300円(1,200円)、高校・大学生 650円(550円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
ベルナール・ビュフェ美術館
TEL:055-986-1300