神奈川の横須賀美術館では、特集展示「勝又豊子展 不在の向こう─白い余白」を、2023年10月7日(土)から12月24日(日)まで開催する。
勝又豊子(かつまた とよこ)は、宮城に生まれ、現在は神奈川県三浦市に在住する美術家だ。1970年代より、「身体」というテーマのもと、立体や写真、ドローイング、映像などを組み合わせた表現を発表してきた。
勝又の作品は、存在感の強い鉄、レンズで拡大した身体の映像、あるいは現実感の希薄な平面のイメージなどを用いることで、鑑賞者の知覚に揺さぶりをかけるものである。また、近年は、「不在の向こう」と題して、目を凝らしても明確に捉えることのできない人間の心理的距離を表現した作品を手がけている。
「勝又豊子展 不在の向こう─白い余白」は、関東の公立美術館では初となる勝又の大規模個展。《不在の向こう》や《気配》など、近作、新作約15点の作品を紹介する。
令和5年第3期所蔵品展 特集「勝又豊子展 不在の向こう─白い余白」
会期:2023年10月7日(土)〜12月24日(日)
会場:横須賀美術館 地下所蔵品展示室
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間:10:00~18:00
休館日:11月6日(月)、12月4日(月)
観覧料:一般 380円(300円)、高校生・大学生・65歳以上 280円(220円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※市内在住または在学の高校生は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料
※11月3日(金・祝)は観覧無料
【問い合わせ先】
横須賀美術館
TEL:046-845-1211(代表)