神奈川の川崎市岡本太郎美術館では、川崎市市制100周年・開館25周年記念「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」を、2024年10月12日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで開催する。
川崎市市制100周年・開館25周年記念「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」は、ふたりの現代作家、淺井裕介(あさい ゆうすけ)と福⽥美蘭(ふくだ みらん)が、岡本太郎と関連付けた自作を紹介する展覧会だ。
1981年生まれの淺井は、土や水、小麦粉、テープ、ペンなど、身近な素材を使って、生物の根源を思わせる神話的な世界を描いてきた。また、展覧会が開催される地で土を採取して絵具にし、現地の人々の協力を得て大規模な作品を手がけるなど、土地に根ざした制作も行っている。
一方、1963年生まれの福⽥は、芸術や文化、現代社会に対する批評的な視点を、作品として可視化する作家だ。綿密なリサーチと独自のウィットを持ちあわせたその作品は、物事に対する新たな視点をもたらすものだといえる。
本展で淺井は、川崎市内で採取した⼟を絵具とし、巨⼤な新作を制作。また、福⽥は、本展のために制作した新作を発表するほか、岡本太郎の作品による大規模なインスタレーションを通して、自身から見た「岡本太郎」を紹介する。
加えて本展では、《挑み》、《燃える人》のドローイングなど、淺井と福⽥がそれぞれ独自の視点で選んだ岡本の作品を、コメントとともに展示する。
川崎市市制100周年・開館25周年記念「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」
会期:2024年10月12日(土)~2025年1月13日(月・祝)
会場:川崎市岡本太郎美術館 常設展示室、企画展示室
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)・21日(月)・28日(月)、11月4日(月・振)・11日(月)、1月13日(月・祝)は開館)、10月16日(水)、12月29日(日)~1月3日(金)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生・65歳以上 800円(640円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
川崎市岡本太郎美術館
TEL:044-900-9898