金沢の国立工芸館では、展覧会「工芸館と旅する世界展─外国の工芸とデザインを中心に」を、2022年12月20日(火)から2023年2月26日(日)まで開催する。

国際色豊かな工芸・デザイン作品を紹介

国立工芸館は、優れた手わざを駆使した日本の工芸作品ばかりでなく、世界各国の工芸家やデザイナーの作品も収集してきた。展覧会「工芸館と旅する世界展─外国の工芸とデザインを中心に」では、これまでまとめて展示する機会の少なかった国外作家による作品を中心に、約100点の工芸作品やデザイン作品を紹介する。

本展では、国や時代のテーマごとに作品を展示。ルネ・ラリックといったアール・デコ期の工芸品、マルセル・ブロイヤーをはじめとするドイツのバウハウスで活躍した作家の家具やデザイン、バーナード・リーチなどのイギリスの工芸、そしてアルド・ロンティーニといったイタリアの陶芸や工業デザインを目にすることができる。

また、フランスなど国外のポスターも。広告表現に新しい境地を切り拓いたポール・コランやA.M.カッサンドル、ユーモラスな表現を特徴とするレイモン・サヴィニャックなどの作品を展示し、グラフィックデザインならではの明快な表現に光をあてる。

工芸もデザインも、その作品を育んだ歴史や文化、時代性と深く関わっている。本展ではそうした背景を通して、世界各国の作品の魅力にふれることができるだろう。

展覧会概要

展覧会「工芸館と旅する世界展─外国の工芸とデザインを中心に」
会期：2022年12月20日(火)〜2023年2月26日(日)
会場：国立工芸館
住所：石川県金沢市出羽町3-2
開館時間：9:30〜17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日：月曜日(1月2日(月・振替休日)・9日(月・祝)は開館)、年末年始(12月28日(水)〜1月1日(日・祝))、1月10日(火)
観覧料：一般 300円(250円)、大学生 150円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金および割引料金(割引対象については工芸館ホームページを参照)
※オンラインによる事前予約が可能
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者および付添者(1名)は無料(そのほか、無料対象者については工芸館ホームページを参照)

【問い合わせ先】
TEL：050-5541-8600 (ハローダイヤル)