企画展「夢二をとりまく人間関係 ─交流から生まれた美と言の葉─」が、東京の竹久夢二美術館にて、2022年10月1日(土)から12月25日(日)まで開催される。
センチメンタルな画風の「夢二式美人画」の作品を手がけるなど、大正ロマンを代表する画家として知られる竹久夢二。明治期から大正期にかけての雑誌に発表したイラストレーションをはじめ、油彩画や水彩画、日本画、木版画、デザインの作品を制作するばかりでなく、詩や童話の創作も行うなど、幅広い分野で活動した。
竹久夢二は、このように多岐にわたる分野の創作活動を行うとともに、恋多く、旅も重ねるなど、同時代の人びととも数多く交流した。企画展「夢二をとりまく人間関係 ─交流から生まれた美と言の葉─」では、夢二と関わった文学者、画家、音楽家、出版人、そして恋人など50人に光をあてつつ、ゆかりの作品や資料を展示する。
たとえば、夢二が絵を手がけたセノオ楽譜「蘭燈」は、歌手・淡谷のり子が愛唱した曲。また、 恋人の笠井彦乃をモデルにした美人画《夏姿》、夢二の挿絵による歌人・与謝野晶子の自伝「私の生ひ立ち」、そして夢二の良き理解者であった版画家・恩地孝四郎への手紙なども目にすることができる。
さらに、作品ばかりでなく言葉にも着目。夢二ゆかりの人びとが残した文章から思い出やエピソードも紹介し、夢二の素顔にも光をあてる。
企画展「夢二をとりまく人間関係 ─交流から生まれた美と言の葉─」
会期:2022年10月1日(土)〜12月25日(日)
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(10月10日(月・祝)は開館)、10月11日(火)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小・中学生 500円
※弥生美術館と2館あわせて観覧可
※休館日などは変更となる場合あり
【問い合わせ先】
竹久夢二美術館
TEL:03-5689-0462