特別企画展「山口華楊 ─いのちに心をよせて─」が、京都府立堂本印象美術館にて、2022年10月8日(土)から11月23日(水・祝)まで開催される。
山口華楊(やまぐち かよう)は、大正から昭和にかけて活躍した日本画家だ。写生に基づく動物画と花鳥画で知られ、その作品は、いきものに注がれる視線と高い品格、そして知的な構成力と静謐な雰囲気を湛えている。
1899年、京都の友禅染職人の家に生まれた華楊は、京都画壇の写生の伝統を受け継ぐとともに、動物画の名手・西村五雲から学んだ洗練された感覚と鋭敏な写実性を独自の表現へと高めて、戦後の京都における日本画を牽引。画家としての実績が認められ、1981年には文化勲章を受賞している。
特別企画展「山口華楊 ─いのちに心をよせて─」では、山口華楊の代表作を通して、その全貌を紹介。伝統的な日本画の表現による《洋犬図》や、戦後の代表作《黒豹》といった動物画に加えて、詩情豊かな花鳥画の名品《玄花》なども目にすることができる。
特別企画展「山口華楊 ─いのちに心をよせて─」
会期:2022年10月8日(土)~11月23日(水・祝)
会場:京都府立堂本印象美術館
住所:京都府京都市北区平野上柳町26-3
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
観覧料:一般 510円(400円)、高大生 400円(320円)、小中生 200円(160円)
※( )は20名以上の団体料金
※65歳以上(要公的証明)、障害者手帳の提示者(介護者1名含む)は無料
※予定は変更となる場合あり(来館前に美術館ホームページなどにて最新情報を確認のこと)
【問い合わせ先】
京都府立堂本印象美術館
TEL:075-463-0007