特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」が、京都市京セラ美術館にて、2024年10月11日(金)から12月22日(日)まで開催される。
明治13年(1880年)、日本初の公立画学校として設立された京都府画学校。開校以後、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校、そして現在の京都市立芸術大学へといたるまで、竹内栖鳳(たけうち せいほう)や木島櫻谷(このしま おうこく)などが教壇に立ち、優れた日本画家を数多く排出することとなった。
特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」は、京都市立芸術大学の前身となった、京都府画学校、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校を振り返り、教員や卒業生の画家47人を紹介する展覧会。卒業制作や画壇デビュー作など、画家の初期作や評価を高めた時期の代表作を一堂に集めて展示する。
本展では、京都市立芸術大学の前身となった学校で教えた教員の作品を紹介。京都府画学校時代の幸野楳嶺(こうの ばいれい)による《花鳥山水貼交屏風》、画家の要請がより本格化した美術工芸学校・絵画専門学校時代における、櫻谷の《角とぐ鹿》や栖鳳の《獅子巌壁》などを目にすることができる。
また、明治時代から大正時代、戦中・戦後まで、同学にて学んだ画家による作品も。明治44年(1911年)、絵画専門学校で初の卒業生となった村上華岳(むらかみ かがく)や小野竹喬(おの ちっきょう)、大正時代に学んだ堂本印象(どうもと いんしょう)や福田平八郎(ふくだ へいはちろう)、戦中・戦後にかけて、伝統的な日本画を再考していった下村良之介(しもむら りょうのすけ)や三上誠(みかみ まこと)などを紹介する。
京都市立芸術大学移転記念 特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」
会期:2024年10月11日(金)〜12月22日(日) 会期中に一部展示替えあり
[前期 10月11日(金)〜11月17日(日) / 後期 11月19日(火)〜12月22日(日)]
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊 1F
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,300円(1,100円)、中学生以下 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※チケットは、8月7日(水)より、美術館公式オンラインチケット、チケットぴあ(Pコード 687-049)、ローソンチケット(Lコード 52467)、セブンチケット(セブンコード 107-295)ほかにて販売
※京都市内に在住・通学の高校生、障害者手帳などの提示者本人および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
京都市京セラ美術館
TEL:075-771-4334