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企画展「竹久夢二と乙女たち」島根県立石見美術館で、美人画や“モダンガール”を描いた楽譜デザイン

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企画展「竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ」が、島根県立石見美術館にて2022年4月9日(土)から5月30日(月)まで開催される。

大正・昭和の乙女たちを魅了した画家、竹久夢二

竹久夢二《星まつり》大正時代末頃
竹久夢二《星まつり》大正時代末頃

大正時代から昭和時代初期にかけて活躍した竹久夢二は、物憂げな美人画で一世を風靡した画家。絵画だけでなく、グラフィックデザインにおいても時代を先取りするような作品を残した。

懐古趣味とモダンな感覚、退廃性と可憐さを備えた夢二の世界観は、ファッションや日用品、文芸、音楽など様々な面で暮らしに華やぎを添え、夢二の描く美人に憧れた女性たちがそのイメージを装いに取り入れたり、夢二がデザインしたグッズを買い求めたりするなど、当時の人々を魅了した。また、蕗谷虹児や中原淳一といった後続の作家にも影響を与えている。

夢二の美人画や書籍・楽譜のデザインなどを紹介

竹久夢二《セノオ楽譜「夢に見る君」》大正13年(1924)
竹久夢二《セノオ楽譜「夢に見る君」》大正13年(1924)

「竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ」では、夢二の美人画をはじめ、書籍や雑誌、楽譜などのグラフィック作品が集結。中でも、夢二が表紙デザインを手がけた「セノオ楽譜」56点と、「中山晋平作曲集」全27点は特集展示にて紹介する。加えて、夢二と同時代、もしくは後を追って活躍した高畠華宵や小早川清といった画家たちの作品もあわせて展示する。

竹久夢二《中山晋平作曲全集 「東京行進曲」》昭和5年(1930)
竹久夢二《中山晋平作曲全集 「東京行進曲」》昭和5年(1930)

粋な美人画から、異国情緒あふれる絵画、都会生活を楽しむ「モダンガール」をモチーフにしたデザイン、乙女をターゲットにした“かわいい”グッズなどを通して、大正・昭和の時代にときめきをもたらしたイメージの秘密を紐解いていく。

【詳細】
竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ
会期:2022年4月9日(土)~5月30日(月)
場所:島根県立石見美術館
住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
休館日:毎週火曜日(ただし5月3日は開館)
開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)
観覧料:
・[企画展]一般 1,000(800)円、大学生 600(450)円、小中高生 300(250)円
・[企画・コレクション展セット]一般 1,150(920)円、大学生 700(530)円、小中高生 300(250)円
・[前売券]一般 900円 ※企画・コレクション展セット
※( )内は、20名以上の団体料金

【問い合わせ先】
島根県立石見美術館
TEL:0856-31-1860

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