「みみをすますように 酒井駒子」展が、東京・立川のプレイ ミュージアムにて開催される。期間は2021年4月10日(土)から7月4日(日)まで。その後、神奈川、鹿児島、兵庫を巡回する。
『よるくま』『金曜日の砂糖ちゃん』『ビロードのうさぎ』などで知られる絵本作家・酒井駒子。穏やかで美しい絵と私的な文が織りなす物語は、多くの人々を魅了し、ブラチスラバ世界絵本原画展での金牌、オランダ「銀の石筆賞」などを受賞するなど海外でも高い評価を得ている。
「みみをすますように 酒井駒子」展は、酒井駒子初となる本格的な個展だ。会場では「ある日」「ひみつ」「こみち」などの6つのエリアを分け、特製の額やケースに収められた原画と、物語や文の断片をめぐる。
特に見どころとなるのが、約250点の原画。デビューから最新作まで、絵と文を手掛けた絵本、挿絵を手掛けた絵本や書籍計25冊から厳選された。
『ぼく おかあさんのこと…』から定着した、酒井のトレードマークとも言える黒色で下塗りした上に描く画風からは、独特の粗さと繊細さを感じることができる。印刷では実現しえない難しい色彩、少女や動物たちの繊細な表情を間近に見ることができるだろう。
会場デザインは、京都在住のフランス人建築家であるセバスチャン・ルノー/メラニー・エレスバクのタッグ「2m26」が担当。酒井が制作を行う山のアトリエ周辺の映像や音、酒井が所有する小さなオブジェなどを配することで、まるで森を散歩するような空間を作り上げた。
【詳細】
「みみをすますように 酒井駒子」展
会期:2021年4月10日(土)~7月4日(日)
会場:プレイ ミュージアム
住所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3
TEL:042-518-9625
開館時間:10:00-18:00(平日は17:00まで/入場は閉館の30分前まで)
休館日:会期中無休
入場料:
一般 1,500円、大学生1,000円、高校生 800円、中・小学生 500円
<立川割>一般 1,000円 、大学生 600円、高校生 500円、中・小学生 300円
※未就学児無料
※割引制度(併用不可)
<立川割>立川市在住・在学を確認できるものを提示
<障害者割引>障害者手帳を提示した人とその介添人1名は半額
<相互割引>「一般」での入場者は、PLAY! PARKを200円引きで利用可能
※同時開催の「ぐりとぐら しあわせの本」展の料金も含む
※特典つき
※当日に限り入退場自由
※平日は当日券のみ/休日はオンラインチケットの日付指定券を販売(希望者向け)
■巡回情報
・横須賀美術館
会期:2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
・プレイ ミュージアム
会期:2021年9月18日(土)〜11月14日(日)
住所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3
・長島美術館
会期:2021年12月11日(土)~2022年1月30日(日)
住所:鹿児島県鹿児島市武3-42-18
・兵庫県立美術館ギャラリー棟3階
会期:2022年7月9日(土)〜8月28日(日)
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1