映画『ナミビアの砂漠』が2024年9月6日(金)に公開。主演は河合優実、監督は山中瑶子が務める。
映画『ナミビアの砂漠』は、無為に日々を過ごしながら、現代に生きる主人公・カナの物語を描いた作品だ。人生に目的を見出だせないまま、なんとなく恋人と交際するような性格のカナが、自分探しの旅へ出る青春物語となっている。
主演を務めるのは、テレビドラマ「不適切にもほどがある!」や映画『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』にも出演した河合優実。映画『ナミビアの砂漠』では、爆発寸前のエネルギーを持つ主人公、カナの姿をみずみずしく演じている。
カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシは金子大地が演じる。ドラマ「おっさんずラブ」で注目を集めて以降、河合とも共演した映画『サマーフィルムにのって』や、『52 ヘルツのクジラたち』の出演など、ドラマ・映画の両方で活躍を広げる。
また、カナと同棲し、身の回りの世話をやく恋人・ホンダに扮するのは寛一郎。俳優デビューを果たした2017年の映画『ナミヤ雑貨店の軌跡』で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を、翌年の『菊とギロチン』では第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を獲得した、注目の実力派俳優だ。
そのほか、カナを取り巻く面々として、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の新谷ゆづみ、『よだかの片想い』や『四月になれば彼女は』の中島歩、日韓両国で活躍する唐田えりか、『悪は存在しない』の渋谷采郁らが出演する。
映画『ナミビアの砂漠』の監督は、2017年の映画『あみこ』で各国の映画祭にて話題をさらった山中瑶子。山中が本格的な長編作品を監督するのは、『ナミビアの砂漠』が初となる。『あみこ』公開当時に学生だった河合優実は、『あみこ』を観て女優になりたいと思い、「いつか出演したいです」と山中瑶子に直接伝えに行ったという。
主人公・カナ…河合優実
趣味はナシ、夢もナシ。何に対しても情熱を持てず、無為に日々を過ごす21歳。自分が人生に何を求めているのかさえわからないまま、暇つぶしのように恋愛をする。いつも煙草とケータイを手放さない。同棲していたホンダを捨てたあと、クリエイターのハヤシと急接近する。
ホンダ…寛一郎
カナと同棲し、身の回りの世話を焼く恋人。“優しくても退屈な男”と、カナに捨てられてしまう。
ハヤシ…金子大地
ホンダを捨てたカナが惹かれていくクリエイター。ホンダとは正反対の自信家な性格で、カナが求めていた刺激をもたらしてくれる存在。