東京の豊島区立 熊谷守一美術館では、特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」を、2024年4月16日(火)から6月30日(日)まで開催する。
明治時代から昭和時代まで、97年の歳月を生きた洋画家・熊谷守一(くまがい もりかず)。若い頃はアカデミックな作風であったものの、音楽や機械の構造に関心を抱いていた熊谷は、絵を構成する色や形の仕組みを探求。晩年には、鮮やかな色彩と太い輪郭線による独自の画風を展開した。
身の周りの生きものを愛した熊谷は、晩年、自宅と庭からはほとんど外出せず、植物や虫などをモチーフに作品を手がけたことで知られる。しかし、70歳を超える頃までは日本各地を旅し、風景を題材に作品を描いている。長い画業のなかで、旅先の風景とは熊谷の創作の源泉となり続けたのであった。
特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」では、「旅」をテーマに、熊谷の作品を紹介。岐阜の熊谷守一つけち記念館が擁する、《伊豆堂ヶ島》や《仁右衛門島》、《秋元湖》、《山道》といった油彩画など20点を、豊島区立 熊谷守一美術館が収蔵する作品約80点とともに展示する。
特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」
会期:2024年4月16日(火)〜6月30日(日)
会場:豊島区立 熊谷守一美術館 第一・第二・第三展示室
住所:東京都豊島区千早2-27-6
開館時間:10:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(祝日問わず)
観覧料:一般 700円(15人以上の団体 630円)、高校・大学生 300円、小・中学生 100円、小学生未満 無料
※障害者手帳などの提示者は100円、介助者1名は無料
※豊島区在勤・在住の証明を提示した一般観覧者は600円
【問い合わせ先】
豊島区立 熊谷守一美術館
TEL:03-3957-3779