展覧会「生誕130年 青山義雄とその時代」が、神奈川県の茅ヶ崎市美術館にて、2024年12月14日(土)から2025年2月24日(月・振)まで開催される。
青山義雄(あおやま よしお)は、茅ヶ崎ゆかりの洋画家だ。明治27年(1894年)、現在の神奈川・横須賀に生まれた青山は、大正10年(1921年)に渡仏。一時帰国を挟みつつも生涯のほぼ半分をフランスで過ごし、昭和61年(1986年)からは茅ヶ崎のアトリエ兼住宅で最晩年まで制作を続けた。
青山の作品は、フランスの海岸風景、夕景、そして薔薇や百合といった花々を題材に、鮮やかな色彩で描かれたものが多い。生涯にわたってアンリ・マティスを尊敬し、画壇とは距離を置きつつ自らの画業と向き合う一方、洋画家・梅原龍三郎が創立に携わった春陽会には出品を続けるなど、梅原とは強い繋がりを持っていた。
展覧会「生誕130年 青山義雄とその時代」では、《南仏風景》や《ニース》、《カンヌ落日》、《花》など、茅ヶ崎市美術館が所蔵する油彩画やスケッチなどをすべて公開。また、知友の梅原龍三郎、フランスで一緒に展覧会を開いた椿貞雄、渡仏前の青山が作品を模写していた三宅克己など、関わりのある画家の作品も目にすることができる。
展覧会「生誕130年 青山義雄とその時代」
会期:2024年12月14日(土)〜2025年2月24日(月・振)
会場:茅ヶ崎市美術館 展示室1
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)、2月24日(月・振)は開館)、12月29日(日)〜1月3日(金)、1月14日(火)
観覧料:一般 400円(300円)、大学生 200円(100円)、市内在住の65歳以上 200円(150円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者および介護者は無料
【問い合わせ先】
茅ヶ崎市美術館
TEL:0467-88-1177