特別展「永遠の都ローマ展」が、福岡市美術館にて、2024年1月5日(金)から3月10日(日)まで開催される。2023年12月10日(日)まで東京都美術館でも開催される巡回展だ。
2000年を超える歴史と比類ない文化を擁する、イタリアのローマ。その中心地が、古代には最高神を祀る神殿が置かれ、現在はローマ市庁舎が所在するカピトリーノの丘だ。この丘に建つカピトリーノ美術館は、世界最古の美術館のひとつであり、古代の遺物やヴァチカンに由来する彫刻、ローマの名家からもたらされた絵画など、多岐にわたる作品を所蔵している。
カピトリーノ美術館のコレクションは、古代ローマ帝国の繁栄を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心として発展してきたローマの軌跡を反映するものでもある。特別展「永遠の都ローマ展」では、同館の所蔵品を中心に、彫刻や絵画、版画など約70点の作品とともに、建国から古代の栄光、教皇の時代から近代にいたるローマの歴史と文化を紹介する。
なかでも、日本初公開となるカラヴァッジョの《洗礼者聖ヨハネ》は、福岡会場のみでの限定公開。そのほか、ローマ建国神話のエピソードをあらわす《カピトリーノの牝狼》の複製、帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部の原寸大複製、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの版画などが一堂に会する。
特別展「永遠の都ローマ展」
会期:2024年1月5日(金)〜3月10日(日)
会場:福岡市美術館 2F 特別展示室
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間:9:30〜17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(1月8日(月・祝)、2月12日(月・祝)は開館)、1月9日(火)、2月13日(火)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,200円(1,000円)、小・中学生 600円(400円)、未就学児 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※チケットの詳細については、展覧会公式サイトを参照
【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル / 9:00〜20:00 年中無休)