企画展「よきかな源氏物語」が、京都の嵯峨嵐山文華館にて、2024年1月18日(木)から3月17日(日)まで開催される。
平安時代中期に紫式部が著した『源氏物語』は、光源氏と彼をめぐる人々の生涯を描きだした長編小説だ。500人以上もの人物が登場する同作には、宮中における生活や、貴族の行動が詳らかに描写されており、美術・工芸作品の題材としても取り上げられてきた。
企画展「よきかな源氏物語」では、『源氏物語』を題材とした日本画を紹介。物語の各場面を描いた狩野山楽晩年の秀作《源氏物語押絵貼屏風》や、江戸時代中期の狩野派の画家・山本素軒の《源氏物語図屏風》などを目にすることができる。
また、紫式部の人物像を肖像画などを通して紹介するとともに、『源氏物語』の写本を比較、校訂し、現在にまで読み継がれる物語の基本形を作った藤原定家についてもふれる。
企画展「よきかな源氏物語」
会期:2024年1月18日(木)〜3月17日(日)
[前期 1月18日(木)〜2月12日(月) / 後期 2月14日(水)〜3月17日(日)]
会場:嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00〜17:00
※2月17日(月)は15:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:2月13日(火)・18日(日)
入館料:一般・大学生 1,000円(900円)、高校生 600円(500円)、小・中学生 400円(350円)、幼児 無料
※障がい者および介添人1名まで 各600円(500円)
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
嵯峨嵐山文華館事務局
TEL:075-882-1111