東京の麻布台ヒルズにオープンする「麻布台ヒルズ ギャラリー」では、展覧会「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を、2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)まで開催する。
オラファー・エリアソンは、インスタレーションや絵画、映像といった幅広い作品を手がけるとともに、環境問題などの社会的課題にも積極的に取り組んでいる現代アーティストだ。大型インスタレーションをはじめとするその作品は、自然現象、そしてその要素である色や光、動きに対する知覚体験を通じて、世界のあり方や自然との関係性についての考察を投げかけるものである。
展覧会「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」では、自然現象や幾何学、物理、動きのパターン、色彩などに着目しつつ、鑑賞者の知覚に訴えかけるエリアソンの作品を紹介。麻布台ヒルズの開業にあわせて制作された新作パブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》で取り組んだ主題を軸に、インスタレーションや水彩画、立体作品などを展示する。
麻布台ヒルズのパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》は、高さ約15mの吹き抜け空間に吊るされた、直径約3mもの彫刻4つから構成される作品であり、幾何学的球体や地質学的時間への関心から、初めて再生金属が使用されている。また、彫刻の形状は、ひとつの点がねじれながら運動する軌跡をモチーフとしている。本展では、動きや幾何学といった同作における主題を、インスタレーションや立体作品などを通して探ってゆく。
たとえば、大型インスタレーション《瞬間の家》は、水と光というシンプルな要素によって、水の曲線を多様に生みだすもの。また、《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》と同様のモジュールと再生金属を用いた新作《呼吸のための空気》や、振り子の動力により稼働し、会場でドローイングを生成する《終わりなき研究》など、日本初公開の作品15点を展示する。
麻布台ヒルズ ギャラリー開館記念「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」
会期:2023年11月24日(金)〜2024年3月31日(日)
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
住所:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階
開館時間:月・水・木・日曜日 10:00〜19:00 / 火曜日 10:00〜17:00 / 金・土曜日、祝前日 10:00〜20:00
休館日:1月1日(月・祝)
入館料:一般 1,800円(1,600円)、高校・専門・大学生 1,200円(1,000円)、4歳~中学生 900円(700円)
【問い合わせ先】
麻布台ヒルズ ギャラリー
TEL:03-6402-5460