プラダ(PRADA) 青山店では、アメリカのアーティスト、リジー・フィッチとライアン・トレカーティンによる展覧会「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」を、2024年10月24日(木)から2025年1月13日(月)まで開催する。
リジー・フィッチとライアン・トレカーティンは、2000年に出会って以来、共同で活動してきたアーティストだ。映像とインスタレーションを組みあわせた活動で高く評価されてきたふたりは、ジェンダーの流動性やアイデンティティのパターンに着目しつつ、主観性のあり方を捉え直した作品を手がけてきた。
展覧会「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」は、フィッチとトレカーティンによる日本初の展覧会。新作の映画2作品、『TITLE WAIVE』と『Waives Back (Whether Line)』に、彫刻を加えたインスタレーションを展開する。
本展で公開する映画2作品は、2019年に発表された、映画1作品とアニメーション作品、サウンドデザインから構成されるインスタレーション《Whether Line》から展開したもの。同作の制作時に撮影された、何百時間にもおよぶ映像を踏まえつつ、登場人物の状態やストーリーの語り、時間といったテーマを追求している。
映画のうち『TITLE WAIVE』は、時間に焦点を合わせた作品。2017〜2024年にかけて撮影された映像を使用し、編集することで、ストーリーがいかに時間軸を破綻・回復させるかを浮かびあがらせている。一方、『Waives Back (Whether Line)』では、シーンごとに実写とアニメーションを組みあわせた作品となっている。
加えて、本展では新作の彫刻作品も。SF的な社会を彷彿とさせるこれらの彫刻は、テーマパークのキャラクターやマスコットとして考えられた作品であり、本展で上映される作品の「字幕」としての役割を果たすことになる。
展覧会「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」
会期:2024年10月24日(木)~2025年1月13日(月)
会場:プラダ 青山店 6F
住所:東京都港区南青山5-2-6
時間:11:00〜20:00
入場料:無料
【問い合わせ先】
プラダ クライアントサービス
TEL:0120-45-1913