企画展「若冲と応挙」が、京都の相国寺承天閣美術館にて、2期にわたって開催される。I期は2023年9月10日(日)から11月12日(日)まで、II期は2023年11月19日(日)から2024年1月28日(日)まで。
18世紀の京都で活躍した絵師のなかでも、伊藤若冲と円山応挙は現在も高い人気を誇っている。企画展「若冲と応挙」では、相国寺と若冲の関係を軸に、ふたりの絵師の作品を2期構成で紹介する。
円山応挙の才能を早くから見出して庇護したのは、滋賀・円満院の祐常(ゆうじょう)法親王であった。現在、相国寺に伝わる応挙の傑作《七難七福図巻》(重要文化財)は、祐常の指示のもとで制作されたものである。
本展のI期では、『仁王経』という経典に説かれた災いと福を描きだした大作絵巻《七難七福図巻》全3巻を一挙公開。また、同作の下絵や画稿もあわせて展示し、《七難七福図巻》ができるまでにも光をあてる。
伊藤若冲は44歳の若さにして、相国寺の塔頭寺院のひとつ、鹿苑寺の書院の障壁画全50面の制作に携わった。本展のII期では、若冲の水墨画の大作である重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》全50面を一挙公開する。
企画展「若冲と応挙」
会期:I期 2023年9月10日(日)〜11月12日(日) / II期 2023年11月19日(日)〜2024年1月28日(日)
会場:相国寺承天閣美術館
住所:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:11月13日(月)〜18日(土)、12月27日(水)〜1月5日(金)
拝観料:一般 800円、大学生・65歳以上 600円、中学・高校生 300円、小学生 200円
※一般にかぎり、20名以上は団体割引で各700円
【問い合わせ先】
相国寺承天閣美術館
TEL:075-241-0423