展覧会「Parallel Lives 平行人生 ─ 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展」が、大阪中之島美術館にて、2023年7月13日(木)から9月14日(木)まで開催される。
「Parallel Lives 平行人生 ─ 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展」は、日本の芸術家・新宮晋(しんぐう すすむ)と、イタリアの建築家レンゾ・ピアノのコラボレーション作品を紹介する展覧会だ。
1937年大阪に生まれた新宮は、風や光、水をテーマに、自然のエネルギーによって動く造形作品を制作している。一方、同年にジェノヴァに生まれたピアノは、前衛的でありながら、建物内外の境界線を取り去り、その場所の風土と調和する建築を手がけてきた。その代表作に、パリの「ポンピドー・センター」や、エルメス(HERMÈS)が銀座に構える「銀座メゾンエルメス」などを挙げることができる。
新宮とピアノが出会ったのは、1989年のこと。「関西国際空港旅客ターミナルビル」の建築家に選ばれたピアノが、見えない空気の流れを可視化することを新宮に依頼し、国際線出発フロアの《はてしない空》が生まれることに。以後、ふたりは世界中で10に及ぶプロジェクトをともに手がけてきた。
本展では、「関西国際空港旅客ターミナルビル」をはじめ、新宮とピアノのコラボレーション作品を緻密な模型やプロトタイプを通して紹介。加えて、映像分野で先駆的に活躍してきたイタリアの映像作家グループ「スタジオ・アッズーロ」が制作した映像も投影する。
また、会場では、新宮とピアノがそれぞれに手がけてきた作品にも着目。「風のアーティスト」としての新宮を象徴する《自由の翼》や 《月の舟 NY》、《空のこだま》といった彫刻作品を展示するとともに、「ポンピドー・センター」をはじめ、ピアノが携わった斬新な建築の数々を、模型や資料、スタジオ・アッズーロによる映像によって紹介する。
展覧会「Parallel Lives 平行人生 ─ 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展」
会期:2023年7月13日(木)〜9月14日(木)
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(7月17日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 2,400円(2,200円)、高校・大学生 2,000円(1,800円)、中学生以下 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
※前売券は、5月13日(土)10:00から7月12日(水)23:59まで販売
※チケットは、大阪中之島美術館チケットサイト、大阪中之島美術館 2階チケットカウンター、ローソンチケット、ローソン・ミニストップ各店舗(Lコード 56924)にて販売
※団体鑑賞を希望する場合、事前に美術館公式ホームページより団体受付フォームにて問い合わせのこと
※障がい者手帳などの所持者(介護者1名含む)は当日料金の半額
※本展観覧券(半券可)の提示により、4階にて開催される企画展「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」(2023年7月8日(土)〜9月18日(月・祝))の当日券を200円引きで購入可(1枚につき1名有効)
【問い合わせ先】
大阪市総合コールセンター
TEL:06-4301-7285(受付時間 8:00〜21:00 / 年中無休)