展覧会「リサ・ラーソン展 知られざる創作の世界 - クラシックな名作とともに」が、2023年5月17日(水)から6月5日(月)まで、松屋銀座 8階イベントスクエアにて開催される。
「リサ・ラーソン展」は、2014年以来、今回で国内4回目の開催。約250点の作品を通じてリサ・ラーソンの創造の全貌に迫る。
会場にはリサ・ラーソンの代名詞とも言える、愛らしい動物や静謐な人物像の陶芸作品が揃う他、リサ・ラーソン個人の工房で制作された1点ものの彫像や陶板、器など、希少な作品群も展示。また、粘土ではなくガラスやブロンズを用いた作品や、学生時代の陶芸作品、夫であり、画家・版画家でもあるグンナル・ラーソンの作品群も紹介し、多彩な角度からリサ・ラーソンの創造の世界を見渡していく。
リサ・ラーソンは長い作家人生の中で、シリーズ生産向けのデザインモデルを数多く手掛けてきた。ネコ、イヌ、ライオンなどの動物フィギュアや、女性や子どもをモチーフにした人物像、勤務していたグスタフスベリ社で制作された陶芸作品など、粘土から生み出された独特な雰囲気の立体作品が一堂に集結する。
また、動物や人物をモチーフにした作品に加え、建物をテーマにした造形作品やレリーフもしばしば制作されている。会場には、リサ・ラーソンにとって、日常生活が営まれる喜びを感じられる場所であり、安心感の象徴でもあった「家」を象った立体作品や、建物のファサードを表現したレリーフ作品《旧市街》などが展示される。
希少なユニークピースやレアな作品にも注目だ。リサ・ラーソンがこれまでに唯一制作したエナメル画であるという、鳩を描いた絵画作品や、金色に輝くヒレとまんまるなフォルムが目を引く《金のヒレを持つサカナ》、リサ・ラーソンがカリフォルニア大学バークレー校にてピーター・ヴォーコスに師事していた時に制作したキャンドルホルダーなどを目にすることができる。
加えて場内には、リサ・ラーソンの夫、グンナル・ラーソンの彫刻花器や絵画が登場する。画家・版画家のグンナル・ラーソンと1952年に結婚したリサ・ラーソン。グンナルが2020年にこの世を去るまで、2人は芸術家同士の親密な対話を続け、お互いに創作のインスピレーションを与えあっていたという。
風景、人物、抽象的な模様をモチーフに選んでいる点や、粘土を用いた彫刻作品やレリーフ、器を制作している点など、グンナル・ラーソンの作品とリサ・ラーソンの作品を見比べていくことで、興味深い共通点を発見することができる。
【詳細】
「リサ・ラーソン展」知られざる創作の世界 - クラシックな名作とともに
会期:2023年5月17日(水)~6月5日(月) ※会期中無休
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
住所:東京都中央区銀座3-6-1
開場時間:10:00~20:00 ※日曜日は19:30まで
※最終日は17:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで
入場料:
・一般・大学生 1,500円(1,200円)
・高校生・中学生 700円(500円)
・小学生300円(200円)
・ペア券(一般・大学生の方2名が入場可)2,500円(2,000円)
※未就学児無料
※( )は前売り料金
※前売券はアソビュー!、ローソンチケットにて4月21日(金)~5月16日(火)まで販売予定
【問い合わせ先】
TEL:03-3567-1211(松屋銀座大代表)